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NBS Marengoを入手 [ウォーゲーム]

 最近シリーズ共通ルールを翻訳して、やる気満々なThe GamersのNapoleonic Brigade Series(NBS)ですが、先日MMP社のバーゲンセールでシリーズ2作目のMarengoを入手しました。これで無料で配布されているミニゲームを含め、第1作のAusterlitzを除く全作品を手に入れました。
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 といっても箱入りは全部あわせて4作しかないわけですが。なぜにか人気のないシリーズですが、ちょっとプレーした感触ではよいシステムだと感じています。もっとも「記述式命令システム」が面倒だと思うひとはけっこう多いのかもしれませんね。
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 シリーズルールは現在第3版で、購入したMarengoにも3.0の共通ルールが同梱されていました。しかし専用ルールは2.0のままなので、ネットで公開されている3.0用の専用ルールをダウンロード、プリントアウトしてみました。
 上の画像はB5サイズでプリントしていますが本来はA4のPDFで編集されています。ルールは変更点も少なく、そもそも専用ルールも分量がわずかなので、NBS中もっともプレーしやすい作品かもしれません。
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 ネットで公開されている追加カウンターもプリントアウト。変更点はオーストリア軍は指揮官の階級が「元帥」とかになっているのを「☆☆☆」のように星の数に変更したことと、一部の部隊の所属が変更になったくらいです。
 フランス軍は部隊名と所属名が変更になったものが2個ありますが、重要なのは騎兵ユニット3個が名称、部隊規模ともに変更され、加えて騎兵指揮官のケレルマンが追加、既存の騎兵指揮官1名の指揮能力値が変更になりました。
 それでも、ユニット数もさほど多くなく手頃感があります。さすが戦いの規模自体が小さかったイタリア戦役。
 なお、オーストリア軍騎兵の1個だけ所属部隊のバンドが描かれていないユニットがあります。これは2000年発行のクリスマスカウンターに訂正ユニットを発見しましたw
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 こちらは地図。kotatu氏に指摘されて知ってはいたのですが、確かにほとんど高低差がありません。戦術レベルのウォーゲームでは常に高低差は問題の種なので、ありがたいといえるかも。これはAspern/Esslingにもいえます。TaravelaやVimeiroは規模は比較的小さいですが地形はとにかく急峻なので、対照的ですね。
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 というわけでNBS3作を並べてみました。Marengoは比較的すぐ訳せそうなので、近日中にさっそくこのあたりをプレーしてみたいところです。

Aifix 1/72 North American F-86Fの製作(その7) [WarBirds]

 基本塗装に続いて細部に色をつけている状態のAirfix1/72のセーバーですが、気になるのが垂直尾翼先端部の色分けです。
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 キットの塗装説明図を見ると上端全体をグレーに塗り、前端部に防水ブーツっぽい黒帯を描くよう指定されています。資料を見ると確かにこのような塗り分けの機体もあるのですが、一般的なのは前縁の三角の部分をシルバーのままとし、L字形あるいはコの字形にグレーを塗っている機体です。
 で、選んだマーキングの実機写真がないか探したところ、下のような画像を発見しました。
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 これはまさにキットのマーキングの機体です。機首しか写ってないので垂直尾翼は確認できないのですが、背景に隣の機体と思われる垂直尾翼が移っています。おそらく同じ部隊だと思うので、手前の機体も同じ塗り分けなのではないかと想像しました。
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 というわけで、上の写真を参考にL字形にグレーを塗り、先端部のみ黒いブーツを描いてみました。すべで水性アクリルの筆塗りです。
 なおキットの塗装指定にはないのですが、実機の写真を見るとエンジンノズル付近の突起が赤く塗られていたので、こちらの筆で赤くしてみました。

 次の作業はデカール貼付ということになりますが、その前に同時にシルバー塗装を行っていたMiG-15の作業をお見せすることになるかと思います。


Aifix 1/72 North American F-86Fの製作(その6) [WarBirds]

 先日基本色のシルバーを吹きつけたAirfix1/72のF-86Fに細部塗装を施しております。
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 セーバーといえば、機首の12.7mm機銃6丁が集中するガンパネルが私には印象が強いです。この部分がどの写真を見ても色が少し暗く感じるのはやはり熱対策かなにかで、スチールかなにか他のアルミとは異なる素材が使われているんでしょうか。これを再現するために周囲をテープでマスキングし、Mr.カラーのスーパーアイアンを吹きつけました。
 また、機首のエアインテーク上部にはブラウンに塗られた部分があるので、ここは水性アクリルを筆塗り。,風防とキャノピーは黒を下地にやはり水性アクリルのシルバーを筆で塗りました。パイロットはキットに付属するパーツを使っています。
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 セーバーはガンパネル同様、エンジンのジェットノズル周辺も暗い色になっていますので、こちらは水性アクリルのガンメタルを筆で塗りました。マスキングが面倒な曲線だったのと、ガンメタルはシルバーにかなり黒が含まれていてムラになりにくいので、筆でも丁寧に塗ればあまり遜色ないと感じたからでもあります。
 着陸脚と収納扉、およびエアブレーキは別に塗装して、この段階で接着しました。タイヤはタミヤのラバーブラックを使っています。我が家には「タイヤ用の黒」と称するカラーがタミヤ、Mr.カラー各1、そしてVallejoモデルカラーに明暗2種があって、どれを使うか迷うのですが、ちょっと青みがかったタミヤの色調が最近は気に入っていて、専用リターダーを使いつつ筆で塗ることが多いです。

 細部塗装としては、さらに垂直尾翼先端部のグレーがあるのですが、この部分に関してはちょっと疑問点があったので、別記事にしようと思います。

La Bataille de Dresde 1813 [ウォーゲーム]

 本日、以前予約注文していたClash of Arms社のウォーゲーム、La Bataille de Drestde 1813が届きました。たまたまですが、クリスマスプレゼントのようなタイミングでちょっとわくわくです。
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 本作は、いつのまにかLes Batailles Dans L'age L'empereur NapoLeon Ierなどという長いシリーズ名がついていた、いわゆる「バタイユ」シリーズと呼ばれる、ナポレオン戦争を大隊~連隊規模で再現するという、70年代から続く息の長いシリーズのひとつです。
 La Bataille de Dresdeはフランス語で、英語にするとThe Battle of Dresden、1813年8月にザクセン(当時は王国)の首都ドレスデンにて発生した、ナポレオン率いるフランス軍とオーストリア、ロシア、プロイセン連合軍の大会戦「ドレスデンの戦い」を題材としています。
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 ドレスデン市街を描いた美しいパッケージはデザイン的にも素晴らしく、モノを買う喜びを満喫。で、早速箱を開けますと、ドレスデンの戦いがいかに大規模な会戦だったかを偲ばせる戦闘序列表が目に入りました。なんと3つ折り2枚と2つ折りが1枚、合計3枚。
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 カウンターはマーカーまで含めると全部で6シート。戦闘ユニットと指揮官だけですと、1,000個を少し超える程度でしょうか。いつものようにフルカラーで、当時の軍服を模したデザインでドレスデン会戦が多国籍の兵が集った戦いだったことを再確認できます。
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 戦場地図は4枚とこれもビッグ。状況設定には地図1枚でプレーできるものが2つ含まれているようです。
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 こちらはルールブック2冊と図表類。射撃および近接戦闘の判定表が、ここだけ昔の手書きのものがまだ使われていて微笑ましいです。
 ルールブックはシリーズ共通ルールとドレスデン専用ルールに分かれていますが、共通ルールの但し書きに「本ルールは第3版とマリー・ルイーズ版の融合版である。シリーズのすべてのゲームに使用可能ではあるが、ドレスデン用に仕立てたものであることに注意」と記載されています。
 ルールはいずれも2段組で、分量は共通ルールが正味31ページ、専用ルールは史実解説も含めて49ページあります。史実解説以外は比較的ポイント数の大きなフォントが使われていますが、どのくらい読みやすいかは訳してみないとなんとも、です。

 実際、このバタイユシリーズをプレーする場合、ルールの版が多岐に渡るので、それを用いればよいのかちょっと悩むところではあります。EylauやTaravela、Albueraといった昔の作品を昔のルールでプレーしても、それはそれで楽しいだろうと思うし、最新のルールを使うのももちろんありでしょうし、英日の和訳作業が間に入らなければ、いろいろ試したいところです。
 ともあれ時間をみつけて、このシリーズもルール翻訳に手をつけようとと思っています。

 なお、専用ルールの途中ページに、次回作が1811年のスペイン戦役で発生した会戦、Fuentes de Onoroであることが告知されていました。製作中の新作にはリニーの戦いの第2版という情報もありまして、こちらも封入されているチラシに近日発売と書かれております。
 公式ページで予約が始まっているのはリニーのほうなので、こちらが先に出るのかもしれませんけれど。

Aifix 1/72 North American F-86Fの製作(その5) [WarBirds]

 先日、マスキングを施したAifixのF-86FとEduardのMiG-15bis(共に1/72)に基本塗装を施し始めました。まずはAirfixのセーバー。
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 F-86の機体は銀、というか実機は無塗装で、金属そのままの色です。もっとも、無塗装といってもたとえば機首のガンパネルやエンジンノズル付近など場所によって材質が違ったり、部品の厚さや光の当たる角度などで、写真ではさまざまな色の銀に見えます。
 また、腐食防止のためにクリアコートが施されていた可能性もありますが、その一方で表面の酸化が進んで輝きが鈍っている場合もあったりと、いろいろ悩ましい。
 なので博物館の展示機体が必ずしも現役時の状態とそのまま表しているかはわからないというのが、銀塗装の難しいところなのかもです。
 今回は、朝鮮戦争現役時のマーキングを再現しようと思うので、ピカピカではないにせよ、あまりくすんでもいない感じを狙ってみようかなと思います。
 そこで、下地としてグロスのブラックを全体に吹きました。
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 続いてシルバーを塗布。使ったのはMr.カラーのSM1スーパーファインシルバーです。この色は同じシリーズのクロームシルバーやメッキシルバー、あるいはあるクラッドIIのクロームほどはピカピカではないのですが、それなりにぎらつき感もあり、同時に塗膜がけっこう強く、後からのマスキングやデカール貼付でも影響を受けにくいという利点があるようです。

 作業はこのあと、上述のとおりマスキングを施してガンパネル部分をより暗いシルバーで重ね塗り。それから垂直尾翼や機首など細部の塗装を行う予定です。

Aifix 1/72 North American F-86Fの製作(その4) [WarBirds]

 このあたりからほぼ同時製作に移りつつあるAirfixのF-86FとEduardのMiG-15bis。機体に基本塗装を施すべく、マスキング作業を進めています。
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 F-86Fの着陸脚収納部の内側にインテリアグリーンを塗布。胴体後方のエアブレーキも開いた状態と閉じた状態を選べるので、開いた状態を選択し、ここにもインテリアグリーンを吹きました。
 説明書を見たり、実機の写真を見る限りでは着陸脚の収納庫扉の内側は外側と同じシルバーのようなので、まだこの段階では塗装しておりません。
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 Airfixの航空機キットは伝統的に着陸状態と飛行状態を選ぶことができ、両方のパーツが含まれていることが多いのですが、今回もそうでした。着陸状態で組む場合に、飛行状態用のパーツがマスキングに使えてちょい便利です。
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 機体下面のマスキングが完了したら増槽を取りつけ、コクピット部分にもマスキングを行いました。

 これで塗装準備はほぼ完了、流れ的には下地に黒を吹き、その上からシルバーを重ねる予定です。

Eduard 1/72 MiG-15bisの製作(その4) [WarBirds]

 胴体と主翼の組立が終わったEduardの1/72スケールMiG-15は機首のマスキングをどうしようかと、ちょっと考えた末結局マスキングゾルを使うことにしました。
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 機首はエアインテーク部分のリングに中央の支柱、というか左右に分かれるダクトの中央部を接着するようになっています。この透明パーツの上側がライトのレンズなので、マスキングをしておこうということでした。
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 マスキング後、エアインテークを機首に接着した状態。主翼下には増槽を取りつけました。キットにはMiG-15初期型用のスリッパ型と呼ばれる支柱のないタイプ、3点支持で後端が短いものと長いものの2種、合計3タイプの増槽パーツが含まれています。今回は資料写真などをちらちらとながめつつ、後端が長いタイプを使ってみました。
 キャノピーはキット同梱のマスキングシートを貼付して胴体に接着。画面では見えませんが着陸脚収納部もコクピットの組立時に一緒にグレーを吹いてあるので、テープでマスキングしました。

 これで基本塗装の準備はほぼ完了ということになります。銀塗装はライバルのF-86Fと同じなので、同時に作業を進めようと考えています。

Eduard 1/72 MiG-15bisの製作(その3) [WarBirds]

 ゆっくりしたペースではありますが、製作を続けているEduardのMiG-15はようやく胴体と主翼を組み立てるところまで進みました。
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 先日組み立てたコクピットを挟む、というか胴体パーツの片側にエンジンノズルとコクピットをまず接着してしまい、これらのパーツをガイド代わりにして、反対側の胴体を取りつけるというような手順になりました。
 胴体パーツには合わせ目のダボがまったくないのですが、上記の手順で接着するとズレもなく、綺麗に一体になりました。
 続いて上下のパーツを貼り合わせた主翼、および水平尾翼を胴体に取りつけました。主翼はそれぞれ2個のダボを差しこむようになっていますが、そのままではちょっと隙間ができるようなので、やすりで部分的に削りつつ、フィッティングを試みました。
 MiG-15はセーバーに比べて小型なのですが、胴体も短いためか、あるいは主脚柱の取り付け位置が主翼の前縁に近い位置にあるためでしょうか、尻餅防止のバラストはAirfixのF-86よりたくさん必要な感じです。
 説明書にはコクピット前面および前脚収納庫の後ろ(機関砲弾薬箱のあたり)に錘を入れろと指示がありましたので、板鉛を細かく切って詰めてみました。それでもちょこっと足りないようなので前脚収納庫とインテークダクトの隙間にもパテを詰めたりしてみております。
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 胴体と主翼および尾翼がついた状態。キットにはキャノピー塗装用のマスクシールもついているので、マスキングが必要なのは着陸脚収納庫付近だけですむかと思いましたが、もうひとつありました。
 上の画像はまだ機首のエアインテークパーツをついていませんが、このパーツ中央の柱部分が透明パーツでした。これは前方を照らすライトがついているためのらしく、私が選んだマーキングの機体にのみ取りつけるよう指示されたパーツでした。
 キットには着陸灯などほかのクリアパーツにはキャノピー同様マスクシールがついているのですが、オプションなためかこのパーツにはマスクシールがありません。なので現在ゾルを使うかテープを切って使うか、マスキング方法を考え中、です。

Great Medieval Battles & Crimean War 専用ルール翻訳 [ウォーゲーム]

 SPIのウォーゲーム、Crimean War QuadriとGreat Medieval Battlesは、いずれもカウンター100個(GBAはダブルカウンターなのでちょっと特殊ですが)&ハーフマップサイズのゲームが4個セットになったもので、以前に4作の共通ルールと専用ルール1個分を訳していたのですが、今回、残りの6作の専用ルールも訳してみました。
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 Crimean Warは1854~55年に起きたクリミア戦争を題材にしていて、アルマ、バラクラヴァ、インカーマン、チェルナヤ川という4つの会戦がそれぞれ1個のゲームになっています。
 SPIは70年代後半に、こうした比較的小さいゲームを4個セットにする作品を多くデザインしていますが、初期の作品は手軽さを優先している一方、後期の作品のなかにはArmy Group SouthやGreat War in the Eastのようにハーフマップにカウンター200個というちょっと重たい(でもおもしろい)ものあるというように、なかなか多彩なラインナップといえるかもです。
 そんななか、GMBとこのクリミアはカウンター数は少ないですがルールがちょっと凝っていて、手軽かつやや戦術的に詳細ということで当時から人気があった、というか評価は高かったようです。
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 一方、こちらはそのGreat Medieval Battles。含まれている作品はクリミアのように時代が同じというわけではなくて、映画「ブレイブハート」でおなじみ、スコットランド対イングランドの「バノックバーン(1314年)」、100年戦争における黒太子エドワード対ゲクランの「ブラックプリンス(1347年)」、チムール対バヤジットというイスラム圏の戦争を描いた「タンバーレイン(1402年)」、そしてなんと最後のひとつはイギリスの英雄伝説であるアーサー王対モードレッドの戦いを描いた「キングアーサー(536?年)」が含まれています。この全8作のうち最後のキングアーサーだけは、かつてタクテクス誌の付録になったことがあります。

 両方のシステムはもちろん時代が異なるためかなり違うのですが、共通している点に戦意判定>潰走>再集結という手順があります。
 戦闘ユニットがただ除去されたり、あるいは後退したりするだけでなく、隊列を維持する能力を問われ、そこに判定が生じるという概念はいまでは普通に用いられています。これは、おそらくはナポレオン戦争や南北戦争の大会戦を扱った(ボードまたはミニチュア)ゲームで最初に導入され「スコードリーダー」で一般的になったといえるかもしれません。
 そしてこれらの作品が発表された1980年前後には、すでにどの時代のゲームでも戦術レベルには戦意が重要な要素として扱われるようになっているのがちょっと興味深いと感じました。

 というわけで、せっかく訳したのでぜひ8作ぜんぶプレーしてみようと思っています。
 なお、私が保有するGreat Medieval Battlesは本来シングルサイズでなければいけない数値マーカーが間違ってダブルサイズになっているうえ、一部のマーカーが版ズレをしていたので、その部分のカウンターのみタクテクス用の国産品(King Arthur用のもの)を流用してみました。

Eduard 1/72 MiG-15bisの製作(その2) [WarBirds]

 先日から作り始めたEduardのMiG-15はコクピットの組立てを進めています。
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 まず、機体内部色で塗装する部分に下地の黒を吹きました。MiG-15はF-86と同じ単発ジェットエンジンの戦闘機で、エアインテークは機首にありますが、セーバーのインテークダクトがコクピットの下を通っているのに対してMiGでは操縦席の左右を通過しています。
 そのためキットでもちょっと複雑なパーツ分割、というかインテークダクトの部分を両面塗装してから組み立てる必要がありました。
 上の画像ではコクピットと同時に組み立てることになるエンジンノズル部分や、主翼の主脚収納部内側などにも黒を吹いています。
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 コクピットと操縦席、そしてインテークダクトの内側をグレーに塗り、さらに外側もシルバーに塗りました。これでいよいよ組立開始ですが、キットには塗装済みのエッチングパーツが付属していて、まずそれがどこにつくのかを説明書で確認。
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 エッチングパーツはメーターパネルとシートベルトがメインで、さらにラダーペダル、サイドコンソールのスイッチ類などとなっています。
 メーターパネルはモールドのないパーツにエッチングパーツを貼るか、メーターのモールドのあるパーツにデカールを貼るかを選べるようになっています。というかエッチングパーツを省いた廉価版用に含まれているのだと思いますけれど。今回はせっかくついているパーツですのでエッチングを使います。
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 エッチングパーツを組み込んだコクピットの各パーツ。コクピット床部は前脚収納庫内側も兼ねており、インテークダクト内側にはやはりダボ穴ではなく、コクピットの床パーツを沿わせる溝が切ってあります。
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 インテークダクト左右を貼り合わせると上の図のようになります。コクピット狭いですね。説明書には機首に錘を詰めろとは書いてありますが、何グラムという指定はありません。バラスト用のスペースとしてはコクピット前方の△の部分と、コクピット下の機関砲収納部がありますが、仮組みをしてみた感じではかなりギチギチに錘をいれたほうがよさそうな予感。

 次回はそのあたりを踏まえて胴体と主翼の組立を完了させる予定です。

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