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Zvezda 1/48 Messerschmitt Me109F-4の製作(その4) [WarBirds]

 ようやくズベズダの1/48メッサーシュミットの組み立てを開始しました。
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 まず最初はエンジンの組み立てから。航空機モデルのキットでは、1/32以上のビックスケールですとたいていエンジンが含まれていますが、1/48以下では珍しいといえるかもしれません。ズベズダは1/48第一作のLaGGでもエンジン内蔵だったので、このあたりは同社の方針でしょうか。
 個人的には、1/20のF-1モデルはエンジン再現のフルディテールキットが当たり前なのに、戦車や航空機では珍しいということにちょい不満だったので、この辺はうれしいところです。
 上の画像はエンジン本体とそのマウントフレームを組み立てた状態です。エンジンはシリンダーブロックだけでパーツが10点を超える細密さで、ディストリビューターやファイナルディファレンシャル、過給器のファンとダクト、プッシュロッドなどもそれぞれ別パーツで再現されており、組み立ててとても楽しいです。
 マウントフレームもバルクヘッド部にMG-17の弾薬箱や、機関砲の砲尾ケースなどを取りつけるようになっていていい感じです。
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 マウントフレームにエンジン本体を取りつけてみました。まだ接着はしておりません。排気管も塗装のために1度外しておきました。
 実際のエンジンはこれに冷却液ホースやプラグコードなどがごちゃっとくっつくのですが、さすがにそこまではパーツ化されていません。
 1/48でそれらのパーツを自作するのも取りつけるのもちょっと大変なので、おそらくはこのまま組み立てるつもりですが、気が向いたらちょっと工作しちゃうかも・・・。

 ちなみに、このエンジンはダイムラーベンツDB601Eという排気量30リッター強の液冷V12ガソリンエンジンで、クランクケースが上になり、バルブがシリンダーの下側についている、いわゆる「倒立式」です。
 戦闘機に倒立式のエンジンを搭載する利点は、幅のあるシリンダーヘッド部分が下側になるため、機首上部を細くできるためパイロットの視界がよいことなどあいろいろあるみたいです。
 Bf-109Fの場合、左右のピストンの間に機関砲MG-151の砲身を通し、プロペラ軸から発射できるようになっている(モーターカノンというそうです)のがポイントですが、これを実現するため、エンジンの上側に位置しているクランクシャフトとプロペラ軸がずれるのをギアを噛まして補正するなど、ちょいめんどうなことをしています。
 また、画像を見るとわかりますが、過給器がエンジン本体の側面に取りつけられていますが、これも通常はエンジンとバルクヘッドの間につくことが多いのを、モーターカノンの邪魔になるので側面にレイアウト。それゆえ後に過給器をあまり大型化できないという制約がついてまわることになります。

 それでも、エンジンを組み立てるだけでこれだけ興奮できるのですから、航空機キットは今後もぜひ1/48程度でもエンジン再現をしてほしいな、と思うところではあります。

 次回はいつものようにコクピットの製作へ進む予定です。

Zvezda 1/48 Messerschmitt Me109F-4の製作(その3) [WarBirds]

 先日から製作を開始したズベズダのメッサーシュミット。いよいよ組み立てを開始・・・とはなかなかいきません。というのもこのズベズダのキットは指定されたマーキングは東部戦線の2種類なのですが、ランナーにはバリエーション用のパーツがけっこう数多く含まれているので、まずどのパーツを使用するのかを決めないといけません。
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 こちらはプロペラ2種。幅広い後期型と幅の狭い前期/中期型用。ハセガワのキットの組み立て説明をみると後期型のプロペラを使いなさい的な記述があるのですが、手元の資料や解説ではマルセイユの乗機は前期型のプロペラが使われていたっぽい。
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 こちらは胴体後部。F型ではE型まであった水平尾翼の支柱が廃されたのですが、その結果胴体後部の強度が下がったため補強板をボルト止めした、と資料に書いてあります。支柱がなくなると胴体の強度が下がる、というのがちょっと私はまだ理解してないような気がしますが、補強板が取りつけられたのは事実で、マルセイユ機の写真を見てもついています。
 キットにはこの補強板があるパーツ(上の画面右)とない(正確には胴体内側に装着されたため見えなくなった)パーツが含まれています。ちなみにハセガワのキットはこの補強板がメタルインレットで付属します。
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 こちらはエンジンカウル。キットはカウルを閉じた状態と開けた状態の選択式なので、両方のパーツが付属。開けた状態用は裏面にもモールドがあります。
 加えて、右側のパネルにはパネルラインが1本少ないパーツも含まれています。これがなんのためなのかちょっとわからないのですが、キットの組み立て説明書ではこちらを使うよう指定されています。
 どうも、写真によってはこの部分のパネルラインが写っていない(あるいは見えにくい)ものがあって、それを再現するため・・・なのかも。
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 選択パーツはさらに続きます。こちらのランナーにはコクピットのメーターパネル2種、およびパイロットの頭部を保護する防弾版が2種類あります。
 防弾版はキャノピーに取りつけられ、ヘッドレストを兼ねているのですが、上の画像でいうと左のパーツは防弾版が頭頂部まで回り込むような形状になっています。
 マルセイユをはじめ多くのパイロットは視界不良を理由にこの湾曲部を切り離しているようで、マルセイユ機の写真でも湾曲部はないのようなので、右側のパーツを使おうと思います。

 というわけで、選択パーツはもう少しあるのですが、それはおいおい組み立ての際にお話しするとして、次回からほんとにようやく、コクピットとエンジンから組み立てを始めようと思っています。

ゲームクラブIMMELMANN8月例会参加 [ウォーゲーム]

 昨日の土曜日は久しぶりにゲームクラブIMMELMANNの月例会に参加しました。
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 あまりながく滞在しなかったので、上の画像にあるワーテルロー会戦を扱ったミニゲームを、フランス軍と対仏連合軍を入れ替えて2番プレーしただけでしたが、久しぶりの知人とおしゃべりもできて楽しかったです。
 上のウォーゲームは、プレータイム15分w 軍団毎に用意されたカードを交互に1枚ずつ指定して、そこに書かれたアクションを実行すると、サイコロの判定で相手または自軍の戦意低下または戦力低下が指定され、一方の軍の戦意が崩壊すると敗北、というシンプルなものです。
 フランス第2軍団は正面のヒルのイギリス軍右翼、第1軍団はオラニエ公率いるイギリス軍左翼しか攻撃できず、ロボーの第6軍団はプランスノワを狙って出現するプロイセン軍に対してしか対処できないなど、戦術的な柔軟性はありません。
 それよりも、どのタイミングでどの軍団、あるいは騎兵に攻撃を行わせるか、その攻撃に対して反撃をするのか、別方面で攻撃するのか、あるいは予備で対処するのか、といった選択で勝敗が決せられるという印象でした。
 対戦は2回とも史実どおりフランス軍の敗北で、バランスとしてはやや対仏連合軍有利なのかもしれませんが、まだ数回プレーしただけなので、なにかコツを見逃しているのかもしれません。
 

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