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Zvezda 1/48 Messerschmitt Me109F-4の製作(その10) [WarBirds]

 製作中のズベズダ1/48Bf-109F-4は、いよいよ基本塗装に入ります。ですが、まずその前に前回組み立てた主翼に続いて胴体の組み立ても進めておきます。
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 胴体は後部に補強板がモールドされているパーツとされていないパーツを選択できるようになっているため、メインのパーツはコクピット両側から垂直尾翼の手前までしかありません。
 Bf-109の胴体断面はいわゆるおむすび型というか三角形に近い形なので、コクピットのパーツは胴体を接着したあとに、下から差しこむことができます。なので、この段階でまずはコクピット内側を黒、そしてダークグレーで塗装しておきました。
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 エンジンカウルはエンジンを見せるため開いた状態で組み立てようと思うので、ここではパーツ毎に塗装しようと思います。過給器エアインテークはキットには大小2種類のパーツと砂漠用フィルターがついています。
 製作するのは北アフリカのマルセイユ機なのでもちろん砂漠用フィルターを取りつけます。よって、エアインテークも大型の方のパーツを使用しました。
 実機では砂漠用フィルターは前部のドーム状になっているところが開閉式で、砂が入る地上ではこの扉を閉めて両側のフィルターを通して給気し、上空では開いてより多くの空気を取り入れる、という方式だったようです。
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 細かい組み立てと同時進行で、パーツ毎に塗装を開始しました。上の画像は胴体側面の地中海戦域識別帯、プロペラスピナー、エンジンカウル前端といった白く塗られた部分をまず塗装した状態です。
 北アフリカのドイツ戦闘機は両翼端も白く塗っている機体が多いのですが、写真で見る限り、50機撃墜時のマルセイユ機は翼端が白くないように見えます。
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 方向舵の赤、エンジンカウル下面の黄色、プロペラのブラックグリーンなどを塗装。プロペラは軸部分に筆でシルバーを塗っています。ところで、大戦中は英米日など各国でプロペラの尖端に色を塗って、回転しているときの危険防止を行っています。しかしなぜかドイツ機にはこの安全塗装が行われていないようなのですが、これなんでなんでしょうね。ちょい興味があります。
 また方向舵の赤は、資料によっては赤い塗装ではなく、通常のブラウン/ブルー塗装の布張り部分にプライマーの赤が染み出しているのではないか、という説もあるようです。それも踏まえて何度も写真を眺めたのですが私の眼力ではよくわからず。結局、赤く塗ったうえで、写真で少し濃くなっている部分はプライマが染みているかも、と解釈してみました。
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 細部の組み立てや塗装を進めてきて、ようやく主翼と胴体の塗装へ。
 最近試みているパネルラインに沿ったシャドー吹きを今回もと思い、ダークグレーで下地塗装を行いました。最初のうちはまっすぐな線を吹くのにもけっこう苦労していましたが、ちょっとずつ慣れてきました。

 次回はついに基本色であるRLM-78と79を塗ろうと思います。

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