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Hasegawa & Zvezda 1/48 Bf109F-4Z/Trop & Tamiya 1/48 Kubelwagen [WarBirds]

 長々と製作してきたハセガワとズベズダのBf109F-4、そしてタミヤのキューベルワーゲン、すべてマルセイユ仕様をフィギュアと一緒に並べてみました。
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 向かって右手前が50機撃墜時(1942年2月)を再現したズベズダのキット、左奥が150機撃墜時(1942年9月)の状態のハセガワのキットです。ということは7ヶ月で100機撃墜してる計算になりますね。戦場も、同じ北アフリカとはいえ、2月は前年の12月にエル・アゲイラまで後退した枢軸群が再びトブルク前面まで進撃した時期で、マルセイユの所属するJG27もおそらく頻繁に基地変更を行っていたのではないでしょうか。
 その後、5月にトブルクが陥落、150機撃墜時の9月には戦場はエジプトへ移っていて、エル・アラメインで10月までにらみ合いとなります。マルセイユ自身はこのあとすぐ、158機撃墜を記録したのちに別の機体で出撃し、エンジントラブルで事故死してしまうわけですが、戦死の時期が連合軍の反抗開始と相前後していてなにか象徴的な気もします。
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 さて両キットはカラーリングも機体番号も違う機体ではありますが機種は同じBf109F-4Z/Trop。ズベズダのキットはエンジンカウルを開け、主翼の前縁スラット、フラップなどすべて油圧が抜けて下がった状態。水平尾翼の昇降舵もパイロットが狭いコクピットから降りるときに操縦桿を押したと想定して、下がった状態にしてみました。
 一方ハセガワのキットはシルエット重視で動翼類はすべて上げ状態で固定。こうなると同じ機体でもかなり印象が違って見えるのがおもしろいです。
 フィギュアもそうですが、キューベルワーゲンと並べると、Bf109のダイムラーベンツ製12気筒エンジンが、ほぼ車一台分といってもいいくらいデカイことがわかります。排気量30リッターオーバーですのであたりまえといえばあたりまえですけれど。
 デカイエンジンといえば、ドイツ映画の「Das Boot(邦題:Uボート)」でディーゼル双発の機関室が映るシーンがありますが、カムやらプッシュロッドやらが剥き出しのデッカい12気筒エンジンが2個並んでいる光景はなかなかの迫力でした(対して後部発射管室も兼ねている電動機室の狭いこと)。
 ばかでかい発動機が回転するところをなかなか見る機会がないので、模型をみるだけで想像が膨らんでしまうです。

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