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Ferrari126CKの製作(その5) [RacingCars]

 製作中のフェラーリ126CKは、モノコックとエンジン周辺の基本塗装を行いました。
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 モノコックはアルミハニカム製なので、ルノーRE30Bと同じくグロスブラックの下地に、アルクラッドIIのホワイトアルミニウムを吹きつけました。フロントアップライト、サスペンションアーム、ラジエター後方のエアインテークカバーは半ツヤの黒を筆塗り。ステアリングロッドは実車では屈曲している部分で内側と外側が別パーツで、ユニバーサルジョイントで接続されています。その部分を工作するのはさすがに難しそうなので、内側をシルバー、外側を黒に塗り分けただけです。
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 エンジンブロックはこの頃のフェラーリ特有の赤みがかったシルバーを再現しようと、クレオスのスーパーチタンを吹きつけてみました。リアサスペンションやターボ機器周辺もほとんどシルバーなのですが、質感の違いを出そうと実車写真を参考に、異なるシルバーを使ってみております。
 リアのロッカーアームはフロントと似た菱形のパーツが入っていますが、実車はどうも単なるパイプ溶接のように見えます。翌年の126C2が先に製品化されたので、このあたりは流用なんでしょうか? もちろん改造は激しくめんどくさいので、気にせず組みたてることにしました。

 このあと、エンジンブロックにはウォッシングを、インテークマニホールドやインタークーラー周辺のパイプには薄緑色のベルトを書き込む予定です。
 それにしてもじれったいほどに、なかなかクルマの形になってくれませんが、このあたりもF1マシンのキットでは楽しみの部分なんでしょうね。

Ferrari126CKの製作(その4) [RacingCars]

 ようやく製作中のフェラーリ126CKのボディカウルを切断しました。
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 パーツ切断の定番になりつつあるシモムラアレックのハイパーカットソー0.1を使いましたが、作業の過程でパーツ表面に傷がついたり、切断面がゆがんだりしたので、のちほど修整というか整形しないといけない感じです。場合によってはプラバンかなにかを使ってカウルの幅を調整する必要があるかもしれません・・・(汗
 切断したサイドカウルはアンダーカウル側に接着し、その状態で塗装する予定です。私的にはちょっと不相応というか技量を超えた作業をしている気もしますが、なんとか形になるようがんばってみようと思います。

余談:
 先日製作したタミヤのホーネットがカタログ落ちしたという話ですが、5月に行われる静岡ホビーショーの出品情報に、ホーネットの同型艦であるヨークタウンが含まれていました。模型誌の情報によると、新製品ではなく艦載機を追加したリニューアルのようです。以前のフッドやプリンス・オブ・ウェールズと同じ感じで、値上げも兼ねているのかもですね^^。

Ferrari126CKの製作(その3) [RacingCars]

 ゆっくりと製作中のフェラーリ126CKですが、ようやくモノコックの上下を接着しました。
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 モノコックは形状を少しだけ修整し、内側にダンパーを取りつけ、ロッカーアームとステアリングタイロッドを挟み込む形で上下を合わせました。組んでみて、ダンパー部分のモノコック形状が実車と異なるのは、サスペンションの強度確保のためかな、と感じました。この部分の改造はダンパー上部とロッカーアーム接合部の大幅なスクラッチが必要になるので諦め、結局形状に関してはその直前の垂直なモノコックサイドに少し角度をつけただけです。
 モノコックに挟み込まれるロッカーアームやタイロッドはセミグロスブラックなので、モノコック塗装後に筆塗りで対処しようと思います。燃料タンク部分には申し訳程度にリベットを打ってみました。

 作業はこのあと、モノコックとエンジンの塗装>前後のアップライトを製作しエンジン周辺とサスペンションを完成させる>アンダーカウルを製作しクルマの形にする、という感じで進むと思われますが、アンダーカウルを塗装する前にボディカウルの切断と整形を行わないといけないので、そこで作業が停滞する可能性がありますねw

Ferrari126CKの製作(その2) [RacingCars]

 ここ数日、ちょっと仕事が立て込んでいて模型製作もブログ更新もやや停滞気味ですが、つくりはじめたフェラーリ126CKの作業をちまちま進めております。
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 カウルの切断をどうするかは置いておいて、とりあえずモノコックの製作に入ろうと思い、上下パーツの内側にペダルなどのパーツを取りつけ、シルバーを吹きつけました。
 実車の写真を見ると、キットのモノコックはフロントサスペンション周辺、および燃料タンク前方の部分が若干、実際と異なるようです。フロントアッパーのロッカーアームを支える基部はキットではモノコックがダンパーを覆っていますが、実車はこの部分が露出しており、さらにその前方のノーズはキットはサイドが垂直ですが、実車は上面の穴のラインと並行に斜めに切り掛かれています。
 このあたりをどうするかけっこう悩み、当初はそのまま組むつもりだったのですが、とりあえずフロントサス周辺を少しいじってみようかな、と思いつつあります。となると、削る部分にパテで裏打ちをする必要があるため、作業がさらに遅れそう・・・。
 でもゆっくり作るのもたのしー、ということで、のんびり進めるつもりです。

Ferrari126CKの製作(その1) [RacingCars]

 エブロのロータス72Cを入手したとき、すでに製作を始めてしまっていたのが、フジミの1/20、フェラーリ126CKです。どうもカーモデルは自分の手順の悪さでデカール貼付とクリアコートの間に空き時間ができてしまうため、次のキットの製作と並行になる傾向がありますw
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 作業を中断してロータスに手をつけようかと思ったのですが、少し資料を待ってみようかなという気持ちもあって、126のほうを進めようと思います。
 フェラーリ126CKは、製作中のルノーRE30Bの前年1981年に出走したマシンで、ドライバーはジル・ビルニューヴとディディエ・ピローニでした。シーズンを通してビルニューヴが2勝しましたが、彼は勝たなかったレースでのすごいパフォーマンスで記憶に残るドライバーという印象もあります。

 今回はちょっと挑戦というか、ピットのビルニューヴの写真に触発されて、カウルを外した状態を作ってみたいと野望を抱いたのも、作業を中断したくなった原因ではあるのですけれど・・・(汗
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 とにかく、まずモノコックとエンジンを仮組みしてみました。ここまで進めて、塗装や組み立ての手順を考えてみております。キットのエンジンはギアボックスと一体成形で、すんなり組みあがりました。
 フロントのアッパーアームは説明書によるとモノコックの上下パーツで挟み込むのですが、この部分の塗装をどうするかが問題です。また実車の写真を見ると、モノコックはフロントのダンパー部分に切り欠きがあってアッパーアームは挟み込まれず露出しています。ここは改造しようと思うと大変なことになりそうなので・・・悩みちうです。
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 126Cは例によってターボ車ですので、ターボ周りのパーツを位置決めしつつ接着しました。フェラーリのターボエンジンは120°というかなりワイドなV型で、吸気が下側、排気が上側になる形式のため、エキゾーストが短い反面タービンからインタークーラーへ至る行程は複雑。この配置とエンジン形状は、312B譲りの低重心を目論んだのかなぁ、と思いました。
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 位置決めをしてターボのパーツ同士を接着したのち、塗装のためにバラしました。効率を考えて、ここはこのままにしておいて、フロントのサスペンションに取り組むか、あるいはカウルの工作に進むか思案中です。

 今回はカウルを開ける、が挑戦なので、キットのカウルパーツを切断しないといけないのですが、こういう工作はあまりやったことがなく、自信がないため、作業がすいすい進むかどうかは・・・未定です(汗。

エブロ Lotus72C [RacingCars]

 ここのところ久しぶりにF1モデルで(個人的に)盛り上がっておりますが、ミニカーブランドのエブロから初のプラモデルとして1/20のロータス72Cが発売されました。
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 ロータス72は1970年の中盤に登場し、1975年まで6シーズン使用され通算で20勝をマーク、ドライバー選手権2回、コンストラクター選手権3回を獲得したマシンです。
 ロータス72というとJPSカラーが印象的ですが、キットはゴールドリーフカラーの1970年モデルを再現しています。ロータス72は初めての楔形ボディで当時はスリックタイヤもまだ登場しておらず、ウィングをつけた葉巻型ボディがほとんどという'60年代を引きずった年だったようです。
 というわけでさっそく箱を開けてパーツをチェックしてみました。
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 パーツはシャーシとカウル関係が赤、足まわりとエンジンなどが黒とグレー、ウィンドシールドがクリアイエローでモールドされ、ホイールがメッキパーツになっています。レース毎に形状が違ったフロントウィング、リアウィングの翼端板、ウィンドシールドは二種類のパーツが入っていました。
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 エンジンは1960年代後半から1980年代初頭まで活躍したいつものフォードコスワースDFVで、エンジンとギアボックスは別パーツですが、クランクケースの側面につくオイルポンプやラジエターポンプなどは一体成形されていました。
 プラグコートが出るデストリビュータの形状など1970年代のタミヤのキットを彷彿とさせる雰囲気ですがエアファンネル付け根に付くフューエルインジェクターもパーツ化されています。このキットの設計者は当時のタミヤのF1モデルを開発した方だそうで、なるほどー、と思わせる内容と感じました。排気管やサスペンションなどのパーツも繊細でシャープなモールドです。
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 タイヤはファイアーストーンのロゴがプリント済み。メッキパーツにはホイールの他バックミラー、ロールバー、エアファンネルなどが含まれています。
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 デカールは箱の大きさと同じ大判のものが入っていて、ゴールドやホワイトで塗装された部分もデカールで再現できるようになっていました。説明書には白と金を塗装する場合としない場合の指示が両方あって、デカールもそれに合わせて使い分けられるようになっています。もっともタバコブランドであるゴールドリーフのロゴは含まれていません。
 説明書は実車解説、パーツ図、塗装図を含め9ページ、各パーツの名称も書かれていて図版もわかりやすく、タミヤクオリティという感じ。フロントサスペンション組み立てのところでパーツ番号に間違いがありますが、正誤表が同梱されておりました。
 さらにキットには上質な厚紙に刷られたイラストと写真のカラーガイドと、今後開発予定キットのカラーフライヤーが入っています。気になるのはやはりロニーの愛車でもあった72E!! ロータス49もそうですが、楽しみです。

 ミニカーメーカーが出すプラモデルということで、当初はプラでできたガレージキットのようなものを想像していましたが、それどころか非常に立派なキットで驚きました。カラーガイドやロゴプリント済みタイヤなどのサービスぶりは逆にプラモデルメーカーでは難しいところなのかもしれないので、よい意味で「いいとこ取り」という印象です。もちろん実際に組みたててみないと決定的なことはいえないと思いますけれど。

 実はすでにフジミのフェラーリ126CKの製作をちょっとだけ開始してしまったのですが、それを中断してでも作り始めたい感じです。さきほどガレージキットという言い方をしましたが、私の個人的な印象では、フジミの126のほうが説明書の書き方やパーツ分割がガレージキット風という気がしてきますw
 というわけでタミヤの1/12ロータスやフェラーリも再販されましたし、しばらくF1熱が続きそうな予感がしております~w

Renault RE30Bの製作(その9) [RacingCars]

 塗装を施したルノーRE30Bのカウルにデカールを貼付しました。
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 選んだマーキングは#16のルネ・アルヌー車。この年ルノーは彼とアラン・プロストで2勝ずつ、ポールポジションを10回獲得しましたがドライバー、コンストラクターとも選手権は獲得できませんでした。アルヌーは80年代後半のTV放映だけを見ると、意地悪なブロッキングをする遅いベテランドライバーという印象になってしまいがちですが、'82年と翌'83年はチャンピオンになる可能性があったシーズンでした。さらさらヘアーのイケメンでして、このころフジが放送していたら人気が出ていたかも?^^
 キットのデカールは薄く、密着性はよいのですが、かなり切れやすく扱いが難しかったです。案の定細いマークはずたずたに切れまして、筆塗りでそこかしこをタッチアップしています。ノーズにはプロストが赤、アルヌーが青の楔形のマークが入るよう指定されていますが、実車の写真を見るとアルヌーは前半戦はこのマークが描いてなかったようなので貼りませんでした。いつから、そしてなぜこのマークがついたりつかなかったりするのか、さらになぜアルヌー車だけがそうなのかは不明です(汗

 これでしばらくデカールを乾燥させてからクリアーコートを施す予定です。その間におそらく別のキットを作り始めてしまうと思われますw

Renault RE30Bの製作(その8) [RacingCars]

 製作中のルノーRE30Bは、いよいよカウリング塗装に入りました。
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 まずボディカウル、ラジエターのエアインテークを接着したサイドカウル、およびノーズコーンに白サフを吹き、さらにグロスのホワイトを吹きつけました。今回はクレオスのクールホワイトを使ってみました。
 次いでマスキングを施し、ノーズコーンとサイドスカート部分にブラック、そのほかのパーツにはイエローを吹きつけました。使ったイエローはこれまたクレオスのキアライエローで、赤みがないルノーのレモンイエローに近い感じがしたので選びました。

 このあとカウリングの裏側に筆塗りでブラックを塗ったのち、デカールの貼付へと進む予定です。

Renault RE30Bの製作(その7) [RacingCars]

 ルノーRE30Bのターボパーツ製作の続きです。
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 先日のタービン部分に続いて、インテークマニホールドをアルミニウム色で塗装したのが上の画像です。このあとジョイント部分を黒で筆塗り、さらにハセガワのミラーフィニッシュという極薄のアルミ箔がシール状になったシートを細く切って、貼り付けてみました。
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 シャーシにこれらのパーツを組み込んでいきました。実車写真では確認してないのですが、他の方の作例をネットで拝見して、コンプレッサー手前のエアインテークにある赤い帯にも銀色の留め金がついているようだったので、こちらにもミラーフィニッシュを貼ろうと思ったのですが、正しいのかどうかちょっと不安でもありますw
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 私は理系ではないのでエンジニアにはなれないわけですが、個人的に「内燃機関」自体にすごく興味があります。戦車、航空機、艦船、レーシングカーを問わず、模型を作っているとそのフォルムはもちろんですが、やはりエンジンは? というところに意識が向いてしまうことが多いです。
 特にターボチャージャーは「排気のパワーでタービンを回す>タービンと同軸のコンプレッサーが吸気を圧縮>圧縮された吸気でパワーアップ>さらにタービンが高回転に」というサイクルを初めて知ったときの衝撃は忘れられないですw
 上の画像にくわえた青いラインは吸気、赤いラインは排気の流れで、吸気が圧縮後にインタークーラーで冷やされるのが理解できます。もっとも「シロッコファン」という仕組みを(スプレーブースを見てw)知るまでは、タービンとコンプレッサーを通過する排気&吸気が直角に曲がることを理解できておりませんでしたけれどw

 しかしこうしてみると、キットのプラグコードはちょっと太すぎてオーバースケールな感じです。もっと細いケーブルを使えばよかったといまさら反省しております(汗
 作業はこのあとコクピット周りを製作したら、いよいよボディの塗装&デカール貼付に進みます。いつもながらどきどきです・・・w

Renault RE30Bの製作(その6) [RacingCars]

 というわけで、製作中のRE30Bのターボパーツを塗装しました。
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 まず、エキゾーストパイプやタービンなどをまとめてキットの指定どおりクロームシルバーを吹きつけました。実車の写真を見るとかなり焼けているようなので、ウェザリングを施します。
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 以前、テスタロッサやコブラの排気管で試みた、ハンブロールのマットブラックとマットアースを混ぜた色をそっと吹きつけてみました。
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 さらに排気管はタミヤのウェザリングマスターの青焼けと赤焼けをランダムにこすりつけ、それっぽい感じにしてみようと試みております。もっと激しく焼けた感じなのですが、表現が難しいですねー。

 このあと、インテークマニホールドの塗装をしたら、それらをエンジンに組み付けて、シャーシ部分は完成、ということになるかと思います。あ、コクピット関係がまだでしたw それもおいおい進めていこうと思います。

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