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エブロ Lotus72C [RacingCars]

 ここのところ久しぶりにF1モデルで(個人的に)盛り上がっておりますが、ミニカーブランドのエブロから初のプラモデルとして1/20のロータス72Cが発売されました。
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 ロータス72は1970年の中盤に登場し、1975年まで6シーズン使用され通算で20勝をマーク、ドライバー選手権2回、コンストラクター選手権3回を獲得したマシンです。
 ロータス72というとJPSカラーが印象的ですが、キットはゴールドリーフカラーの1970年モデルを再現しています。ロータス72は初めての楔形ボディで当時はスリックタイヤもまだ登場しておらず、ウィングをつけた葉巻型ボディがほとんどという'60年代を引きずった年だったようです。
 というわけでさっそく箱を開けてパーツをチェックしてみました。
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 パーツはシャーシとカウル関係が赤、足まわりとエンジンなどが黒とグレー、ウィンドシールドがクリアイエローでモールドされ、ホイールがメッキパーツになっています。レース毎に形状が違ったフロントウィング、リアウィングの翼端板、ウィンドシールドは二種類のパーツが入っていました。
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 エンジンは1960年代後半から1980年代初頭まで活躍したいつものフォードコスワースDFVで、エンジンとギアボックスは別パーツですが、クランクケースの側面につくオイルポンプやラジエターポンプなどは一体成形されていました。
 プラグコートが出るデストリビュータの形状など1970年代のタミヤのキットを彷彿とさせる雰囲気ですがエアファンネル付け根に付くフューエルインジェクターもパーツ化されています。このキットの設計者は当時のタミヤのF1モデルを開発した方だそうで、なるほどー、と思わせる内容と感じました。排気管やサスペンションなどのパーツも繊細でシャープなモールドです。
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 タイヤはファイアーストーンのロゴがプリント済み。メッキパーツにはホイールの他バックミラー、ロールバー、エアファンネルなどが含まれています。
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 デカールは箱の大きさと同じ大判のものが入っていて、ゴールドやホワイトで塗装された部分もデカールで再現できるようになっていました。説明書には白と金を塗装する場合としない場合の指示が両方あって、デカールもそれに合わせて使い分けられるようになっています。もっともタバコブランドであるゴールドリーフのロゴは含まれていません。
 説明書は実車解説、パーツ図、塗装図を含め9ページ、各パーツの名称も書かれていて図版もわかりやすく、タミヤクオリティという感じ。フロントサスペンション組み立てのところでパーツ番号に間違いがありますが、正誤表が同梱されておりました。
 さらにキットには上質な厚紙に刷られたイラストと写真のカラーガイドと、今後開発予定キットのカラーフライヤーが入っています。気になるのはやはりロニーの愛車でもあった72E!! ロータス49もそうですが、楽しみです。

 ミニカーメーカーが出すプラモデルということで、当初はプラでできたガレージキットのようなものを想像していましたが、それどころか非常に立派なキットで驚きました。カラーガイドやロゴプリント済みタイヤなどのサービスぶりは逆にプラモデルメーカーでは難しいところなのかもしれないので、よい意味で「いいとこ取り」という印象です。もちろん実際に組みたててみないと決定的なことはいえないと思いますけれど。

 実はすでにフジミのフェラーリ126CKの製作をちょっとだけ開始してしまったのですが、それを中断してでも作り始めたい感じです。さきほどガレージキットという言い方をしましたが、私の個人的な印象では、フジミの126のほうが説明書の書き方やパーツ分割がガレージキット風という気がしてきますw
 というわけでタミヤの1/12ロータスやフェラーリも再販されましたし、しばらくF1熱が続きそうな予感がしております~w

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ノースコット

エブロがプラモ出したんですね。
by ノースコット (2012-04-28 00:00) 

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