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Baptism by Fireユニットカウンター紹介(その3) [ウォーゲーム]

 MMP社のBattalion Combat Series第2作、Baptism by Fireのユニットカウンターを紹介していますが、第3回は枢軸側としてドイツ軍とともに戦ったイタリア軍部隊です。

 本作ではすでに「カンプグルッペDAK」に第XVI戦車大隊とXVI/5ベルサリエリ大隊が配属されていました。今回紹介するのは上記のベルサリエリ大隊がもともと所属していた親部第である「第131機甲師団チェンタウロ」です(ちなみにXVI戦車大隊のほうはアリエテ師団所属の第32戦車連隊から分遣されていました)。
 チェンタウロ師団は1937年に編成が開始され、有名な「第132機甲師団アリエテ」とともに機甲軍団を構成していました。
 イタリアが第二次世界大戦に参戦すると、チェンタウロ師団はアルバニア侵攻やギリシアおよびユーゴスラビア作戦に参加し、イタリアで再編成を行ったのち、1942年の秋に北アフリカへ送られました。
 チェンタウロ師団が到着したときにはすでにエル・アラメインでの戦いは終わっていて、同師団は退却してきたロンメルの装甲軍をエル・アゲイラ付近で出迎え、姉妹部隊だったアリエテ師団とともに、追ってきたイギリス第7機甲師団に反撃を加えて後退させ、同盟軍の退却を援護しました。
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 チェンタウロ師団の本来の編成は、それぞれ3個大隊からなる第31戦車連隊と第5ベルサリエリ連隊および第131砲兵連隊を中軸としていましたが、本作では大幅に編成が異なっています。
 戦車部隊は、もとから第31戦車連隊に所属していたのはXIV大隊だけで、2個目のXVII大隊は本作のヒストリカルノートではアリエテ師団の第32戦車連隊から配属されたと書かれています。
 また自動車化歩兵であるベルサリエリ連隊は元来の第5連隊所属大隊がドイツ軍部隊に分遣され、代わりに師団の配下にはトレント歩兵師団に所属していた第7連隊(の2個大隊)が配属されています。
 「Pol」と記されているのは第18ロイヤルカラビニエリ大隊という国家警察部隊、「90」と記されているのは第DII(502)自走砲群という対空砲部隊で、90という数字は装備していた90mm高射砲を表していて、この砲はドイツ軍の88mm対空砲と同様、対戦車戦闘にかなり活躍したといわれています。
 同師団にはさらにパヴィア師団配下だったと思われるアオスタ機関銃大隊も配属されていたようです。
 こうしてみると、もとからチェンタウロ師団に所属していたのは戦車大隊1個だけ、ということになりますね。

というわけで一通り枢軸側の部隊をみてきたので、次回以降は連合軍の各部隊をご紹介しようと思います。

Baptism by Fireユニットカウンター紹介(その2) [ウォーゲーム]

 前回のドイツアフリカ軍団所属部隊に続いて、Baptism by Fireの枢軸軍ユニット紹介の第2弾として、今回は第10装甲師団の所属ユニットを見てみようと思います。

 第10装甲師団はドイツ軍機甲部隊としては比較的短命だったと思いますが、派手な戦歴に事欠かない師団でもあります。
 第10装甲師団は戦前の1939年の春にチェコのプラハで編成が開始されましたが、同年9月のポーランド侵攻時にはまだ司令部しか存在せず、北方軍集団の予備として第29歩兵師団やケンプ戦車分遣隊などから一部の部隊を借り受けるという臨時編成で作戦に参加しました。
 翌年のフランス侵攻ではきちんとした戦車師団となり、第1、第2装甲師団とともにグデーリアン将軍の第19軍団に配属されてアルデンヌを突破しスダン近郊などの戦闘に参加、その後2つあった戦車連隊のうち片方が、北アフリカへ送られる第15装甲師団に移籍され、師団の配下には第7戦車連隊だけが残りました。
 1941年のロシア侵攻では再びグデリアンの第2装甲集団に配属されてミンスク、スモレンスク、ヴィヤズマおよびモスクワ進撃に加わり、ルジェフ近郊でロシア軍の反撃を受けた後にフランスのアミアンへ補充と再編成に入りました。
 そしてチュニジアでの危機に伴い、同師団は新たに編成された第5装甲軍の中軸として北アフリカへと送られました。このとき戦車連隊の第3大隊としてティーガーIを装備する新編の第501重戦車大隊を配属されています。
 ちなみに当時フランスで休養中だった歴戦の装甲部隊にはもうひとつ第6装甲師団があって、こちらはスターリングラードへの救出作戦に送られました。
 ともあれ、第10装甲師団はこうしてエジプトから撤退してきたアフリカ軍団と合流してカセリーヌの戦いに臨むことになるのですが、生き別れの第8戦車連隊とここで再開するというのは、なんとも奇遇ですね。
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 最終的に第10装甲師団はここチュニジアで壊滅し、その後は再編成されることもなく解隊されました。よって本作に含まれるユニットはある意味、その最後の姿のひとつを示しているといえるかもしれません。
 ゲームでは師団は3つのカンプグルッペに分かれています。最初はルドルフ・ランク大佐率いるKGランクで、第10オートバイ大隊、第7戦車連隊第I大隊、第69および第86自動車化歩兵連隊のそれぞれ第I大隊がユニットカウンターになっています。このカンプグルッペの2個の歩兵大隊がそれぞれ別の連隊に所属するのがおかしく感じたのですが、どうもこのカンプグルッペは当時師団の予備戦力となっていたようです。
 2段目はおそらく当時第7戦車連隊長だったゲルハルト大佐(?)率いるKGゲルハルトで、戦車大隊および第10オートバイ大隊を除けば師団で唯一装甲ハーフトラックを装備する歩兵大隊、そして装甲工兵大隊で編成された主力打撃部隊です。このカンプグルッペは作戦中、別の戦域に一時的に派遣されたので、本作でも途中で退場と再登場を繰り返すことになります。
 そして最後は数は少ないながらもティーガー戦車を有するKGライマン。このカンプグルッペには1中隊のティーガーに加えて第90装甲猟兵大隊のマーダーIII対戦車自走砲も装備し、これらを援護する歩兵大隊も配属された、いわば防御の要ともいうべき編成となっています。

 本作では米軍の機甲師団も3つのコンバットコマンドに分かれているので、第10装甲師団の3個のカンプグルッペと並べると、両軍の当時の機甲師団を編成と戦力両面から比較できそうで興味深いです。


Baptism by Fireユニットカウンター紹介(その1) [ウォーゲーム]

 タミヤの名取を制作中ですが、先日届いたMMP社のウォーゲーム「Baptism by Fire」が非常に興味深かったので、昨年のLast Blitzfriegに続いてユニット紹介をしてみようかと思います。

 はじめに本作についてですが、Baptism by Fireは現在はMMP社の1ブランドであるThe Gamers製の「Battalion Combat Series(大隊レベル戦闘シリーズ)」の第2作ということになります。扱っているのは第二次世界大戦の北アフリカ戦線末期である、1943年2月にチュニジアで行われた「カセリーヌ峠の戦い」です。
 この戦いは「パットン戦車軍団」などの映画でも取り上げられたほど有名で、米軍機甲師団が初陣の大作戦で歴戦のドイツ装甲部隊に痛い目に遭うという点と、かのロンメル将軍による「最後の勝利」でもある、というエピソード色の強い作戦でもありました。
 本シリーズは1ユニットが大隊規模、1ターン1日というスケールで再現される陸上戦闘を題材としますが、特徴的なのは戦車、歩兵、砲兵という諸兵科の協同戦術と、師団単位の指揮統制を重視しているゲームシステムです。
 ユニットは師団や独立旅団、カンプグルッペ、コンバットコマンドといった「フォーメーション(部隊)」毎にまとめられ、両陣営のプレーヤーは交互に1フォーメーションずつアクティベーション(活動化)して所属ユニットに移動や戦闘を行わせます。
 ユニットの能力はステップ数とアクションレーティング(練度と戦術能力)、移動力、そして歩兵の場合は近接突撃能力を示す「アサルトアロー(突撃能力)」、機甲部隊の場合は中距離制圧射撃能力と対戦車攻撃力を表す「アーマーバリュー(機甲戦力)」が与えられます。
 各ユニットには移動モードと展開モードがあり移動力と機甲戦力そしてアクションレーティングが変化する場合があります。
 アーマーバリューには装備車両が中戦車、重戦車、軽戦車、あるいは対戦車砲や対戦車自走砲かなどによって若干能力が異なる複数のタイプがあります。
 砲兵と航空戦力はフォーメーションの司令部に与えられるポイントで表されます。
 補給と指揮統制も本作の重要なテーマですが、これはフォーメーションの活動時に補給線が正しく設定されているか、および隣接する味方部隊と連絡線が交差していないかといった諸条件を確認してサイコロを振り、そのフォーメーションの活動能力を決定するという抽象的なシステムを用いて、プレーヤーの負担を軽減しています。

 さて、それではフォーメーション毎にBaptism by Fireのユニットを見ていこうと思います。まずは枢軸側から。
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 枢軸軍の部隊は3~4の上級司令部に所属し、カウンターの色で分けられていますが、全体としてロンメル元帥の指揮下にあるため色の異なるユニットが混在するフォーメーションもあります。
 上の画像はドイツアフリカ軍団に所属する部隊で、DAK混成、シュッテおよびシュテンクホッフという3つのカンプグルッペで編成されています。
 まず最上段のカンプグルッペDAKですが、左から順に第33偵察大隊と第8戦車連隊第I大隊は第15装甲師団、Afkと記された2個の自動車化歩兵大隊は第90軽快師団のゾンダーフェアバント288から改編された「アフリカ連隊」、水色の2ユニットはラムケ降下猟兵旅団の残余、そして緑色の2ユニットはイタリア軍で、戦車は第32戦車連隊の第XVI大隊、歩兵は第5ベルサリエリ連隊のXIV大隊という、いずれもチェンタウロ装甲師団から分遣されているようです。
 中段の部隊は「カンプグルッペ・シュッテ」といい、おそらくは第21装甲師団の第104歩兵連隊長が指揮官、下段は「カンプグルッペ・シュテンクホッフ」で、同じ第21装甲師団の第5戦車連隊長が指揮官の部隊のようです。つまり、下の2つを合わせるとほぼ第21装甲師団となる感じでしょうか。
 第5戦車連隊はこの師団が第5軽快師団と呼ばれていた編成当初から存在する部隊で、第I大隊がシュッテ、第II大隊がシュテンクホッフと分かれて配備されているようです。といっても実はこのころ、第II大隊は第15装甲師団に移籍されて第8戦車連隊第II大隊として装備改編中だったようで、第190独立戦車大隊が補充として新たな第II大隊となっていたと本作のヒストリカルノートには書かれています。
 これら戦車大隊の装備戦車は長砲身のIII号戦車が主体でII号、IV号が若干といった感じだったようです。
 一方、第104歩兵連隊の編成には紆余曲折があります。第21装甲師団は第5軽快師団だった当初、歩兵は第2、および第8という2個の自動車化機関銃大隊しかありませんでした。第104連隊はもともとは第15装甲師団の2個ある歩兵連隊のひとつだったのですが、第5軽快師団が第21装甲師団に改編される際、第2機関銃大隊と交換で同師団に移籍されました。これでアフリカ軍団を構成する第15および第21師団はいずれも戦車と歩兵各1個連隊を有することになったわけです。
 その後、クルセーダー作戦のさなかに第104連隊の第I大隊がハルファヤ峠で降伏、第8機関銃大隊が後を継ぎ、さらに第15装甲師団の第15オートバイ大隊が移籍されて第3大隊となりました。
 最終的に、チュニジア作戦のころにはこの連隊は4個大隊編成に再編され、2つのカンプグルッペに2個ずつ配備されたということになるかと思います。
 そのほかの部隊を見てみると、マーダー自走砲を装備する第39戦車猟兵大隊、第580偵察大隊、および第220工兵大隊なども第21装甲師団の所属ですが、空軍所属の第25対空連隊第II大隊と第39大隊と混成になっている第609戦車猟兵大隊はおそらくアフリカ軍団直属だったのではないかと思います。

 次回は同じ枢軸側のドイツ第10装甲師団所属のカンプグルッペをご紹介しようと思います。

TAMIYA 1/700 軽巡洋艦名取の製作(その6) [NavyVessels]

 制作中のタミヤ1/700スケール、軽巡名取は艦載艇や艦載機の塗装を行い、船体に接着しました。
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 これで組み立て工作はひととおり完了。あとは細部の塗り分けやウェザリングといった塗装工程と、仕上げに簡単に張線を施すつもりです。
 艦船模型はエッチングの手すりやラダー、水密扉などを加えるととたんに密度感が増してかっこいいのですが、製作にはもちろん丁寧な作業と根気が必要となるので、気軽にこの程度でおk、としてもいいなぁと思います。
 今回はとにかく筆塗りで、というのが自分的テーマなので大満足ですが、もう少し楽しみつつ作業を続けようと思います。

TAMIYA 1/700 軽巡洋艦名取の製作(その5) [NavyVessels]

 先日、甲板と船体および上部構造物の基本塗装を行ったタミヤ1/700スケールの軽巡名取に、リノリウム甲板を固定するためと思われる金属部分を塗りました。
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 以前、1/350の雪風を製作したときは、この部分のモールドを削って細い真鍮線に置き換えてみたのですが、今回は足柄のときと同様、普通に筆塗りで塗装しました。
 突出したモールドの先に筆を滑らすようにして金色を塗り、はみ出した部分は甲板色を重ねて修正するという手順で進めましたが、子供の頃はこうやって塗っていたなと思い出しました。
 当時に比べると筆の性能がよいせいもあって多少丁寧に塗ることができましたが、筆塗りでさらに正確に描けたら美しいだろうなぁ、と思ったりもします。

TAMIYA 1/700 軽巡洋艦名取の製作(その4) [NavyVessels]

 制作中のタミヤ1/700スケール軽巡「名取」の基本塗装を進めています。
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 黒のサーフェーサーで下地を整えた上から、まずリノリウム製の甲板を塗りました。使ったのはシタデルファンデーション(絶版)のカルサーンブラウン。
 タミヤやMr.カラーのリノリウム色よりやや明るめですが、スケールが1/700ですし軽巡や駆逐艦は甲板も狭いので、少し明度が高いのもいいかな、と思って使いました。筆でそのまま塗れるのもラクチン。
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 甲板に続いて船体のグレーを筆塗り。こちらもシタデルファンデーションのグレー(絶版)。ブラウンもグレーも2度塗りでムラなく完璧に仕上がり、乾きも速いので作業が楽しいです。
 ついでに艦載機の予備フロートにもシルバーを塗りました。

 このあとリノリウム押さえの金属部分(たぶん今回の最難関)と煙突、ブリッジやマストの日よけのキャンバスなどを塗り分けた後に陰影やウェザリングを施す予定です。

TAMIYA 1/700 軽巡洋艦名取の製作(その3) [NavyVessels]

 制作中のタミヤ1/700スケール軽巡名取は基本塗装の段階に入りました。
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 上の画像は塗装前の段階。ボート類と艦載機はまだ接着しておりません。手すりなど、エッチングパーツを使ったディテールアップは一切施していません。とにかく楽しく完成させよう、的な進め方でつくっています。
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 今回は筆塗りで仕上げる、がテーマなのですが、下地はエアブラシでガイアノーツの黒サフを吹きました。黒を下地にしたのはグレーを塗り重ねたときに鋼鉄の青黒く重い感じが出るかなと思ったのと、隅の塗り残しが生じたときに目立たないという理由で、最近はフィギュアはもちろん戦車もこの方法を採用しています。
 私的に下地を黒にしないのは航空機とカーモデルですが、どちらの場合も銀を重ねる場合には黒を下地にすることが多いので、なんだかんだ我が家では主流になりつつある気がします。
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 艦載機(九四式水上偵察機)と艦載艇(内火艇、カッターなど)は別にした状態でやはり黒サフで下地塗装を施しました。

 次回はここから水性アクリルの筆塗りを進めていく予定です。

TAMIYA 1/700 軽巡洋艦名取の製作(その2) [NavyVessels]

 先日から製作を開始したタミヤの1/700軽巡名取は、船体の基本的な工作をほぼ完了しました。船底には付属のバラストを両面テープで固定し、甲板上にはデリックやマスト、高角砲、主砲塔、魚雷発射管、クレーンなどを取りつけました。魚雷発射管は2基は露天なのですが、もう2基は最上甲板の下に収納されるので、船底を取りつける前に接着しないと工作が難しくなります。
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 船体には上記の他、ボートや小艇類、および艦載機を載せることになりますが、これらは接着してからではさすがに塗装難易度が大幅アップするので、塗ってから取りつけようと思います。

 今回は「艦船模型を筆塗りで仕上げる」がテーマなので、この段階で下地のみスプレーで塗装し、そこから順繰りに塗っていこうと考えています。

TAMIYA 1/700 軽巡洋艦名取の製作(その1) [NavyVessels]

 2月下旬から3月にかけていろいろと忙しく更新が2週間も滞っていました。
 その間、Kingdom Death:Monsterのミニチュアをいくつか組みたてたり、ウォーゲームのルールを訳したり、プラモデルを少しず製作したりはしておりましたが、ブログに書くほど題材がまとまっていない状況でした。
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 というわけで、どこから手を着けようかと思いましたが、とりあえず作り始めたタミヤのウォーターラインシリーズの一作である連合艦隊の軽巡洋艦「名取」を進めていこうと思います。
 名取は5500トン級という日本海軍では標準的な軽巡洋艦のひとつである「長良型」という形式の3番艦で、就役は大正11年とやや古いのですが、その優雅な船形を35ノットという高速で航行させ、15センチ主砲7門、魚雷発射管8門というなかなか強力な兵装を有して、水雷戦隊の旗艦として駆逐艦を引き連れて戦うことを想定していました。
 子供のころはこうしたデータはあまり知らなかったうえ、屈曲した煙突に高い鐘楼、三連装の巨大な砲塔こそ近代的な軍艦の姿と思っていただけに、直立する3本の煙突と単装の砲塔、小さな艦橋などから、あまり魅力を感じていませんでした。
 しかし、いまになってみるとこのスタイルはなかなかスマートですし、煙突の数が多いのは高速航行のためにボイラーをたくさん積んでいるからだ、と理解できます。少ないと思っていた戦艦大和などの屈曲煙突も、実は複数の煙突をまとめてあるだけだということも、後に知ったわけです。
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 タミヤのキットはシンプルな構成ですが組みたてやすく、スタイルも抜群です。
 1/700スケールの艦船は、いつもはパーツ毎にエアブラシなどで塗装してから完成させていたのですが、今回はほぼ組みたててしまってから筆塗りで仕上げる、という手法を試みようと思います。
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 上記の方針に従い、組みたてられる部分はどんどん接着していきました。上の画像の時点で煙突と艦橋、後部甲板などが取りつけられ、これで組み立て工程の1/3から半分くらいまでは進んだことになります。

 このあと手法や魚雷発射管、前後のマストやキノコ型の通気口といったパーツを取りつけ、さらにクレーンと艦載機、そして艦載艇とデリックなどを取りつければもう完成! ということになるかと思います。

Pinup Wet Nurseの製作(その5) [Kingdom Death: Monster]

 先日本体のペイントを仕上げたKingdom DeathのミニチュアPinup Wet Nurseのベースデコレートをしてみました。
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「デコレート」といってもかなり手抜きで、画像で見るとその適当ぶりというか未完成な感じが恥ずかしい限りではあります。
 いちおう狙いとしてはいろんな機関と液体がびしゃびしゃと散乱、的なイメージで、リキテックスのグロスポリマーメディウムにシタデルなどの水性アクリルカラーを混ぜたり、上から重ね塗りをしたりという感じで仕上げました。
 白赤茶に混じって緑の滴りを加えていますが、これは手に持っているプランジャーから漏れたもの。といっても、このプランジャーは先がラッパになっていることから考えて、実はなにかを「吸い取る」ための道具だよなー、とかいまさら気づいたりしてますが。
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 背後からもぱちり。前回の画像から特に変わったところはありませんが、アップで見ると細部の塗り分けをもっと丁寧にするべきだな、と反省しきりです。

 このゲーム、本体が手に入るのはまだけっこう先ですが、ペイントを待つミニチュアが手元にまだまだあるので、ちょっとずつ進めていこうと思います。

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