映画「FANGIO」DVD入手 [映画・読書]
先日、探していた映画「FANGIO」のDVDを発見して購入しました。
1979年ごろに公開されたらしいイタリア映画で、監督は「炎のランナー」を撮ったヒュー・ハドソン、製作およびナレーションが「世界残酷物語(w)」のガルティエロ・ヤコペッティ。DVDのクレジットは2011年となっていますが、同年にヤコペッティが死去しているので、追悼企画だったのかも?^^;
私は80年代の中ごろに深夜のTV放送(邦題「グレート・ドライバー」)を録画したテープ(日本語吹き替え)で長年鑑賞しておりました。が、テープは劣化する、再生機が壊れるなどいろいろ問題があって、DVDで欲しいなぁ、とおもっていたわけです。
内容は1950年代にワールドチャンピオン5回を獲得したアルゼンチン出身の伝説のレーサー、ファン・マヌエル・ファンジオの伝記映画です。
公開当時(1977-78)のF1の映像を交えつつ、ファンジオが活躍した50年代と、彼がサーキットを訪れた1970-71年ごろの映像が巧みに編集されて、フロントエンジンの懐かしい50年代F1から、葉巻&ウェッジシェイプの1970年ごろ、そして70年代後半のウィングカーまで見ることができる、という内容でした。
購入したDVDはPAL方式なうえ、イタリア語オンリーで字幕もありませんが、PCで再生しつつ、吹き替え版を繰り返し見ていたおかげでなんとか内容はつかめますw
どうも70年代後半の映像がかなりカットされているようですが、逆にTV版にはない映像もあって、とにかく画面に釘付けになりましたw
作品中には、ファンジオが乗ったマシンとしてアルファロメオ158、メルセデスW196、ランチア・フェラーリD50、マセラティ250Fが登場します。
そのうちアルファ158とW196、そしてD50は記録映像だけでなく、1970年ごろにファンジオが撮影用にドライブしたカラー映像(D50はモナコ市外コースを疾走、撮影当時60歳だったとは思えないアグレッシブな走り!)も含まれています。
当時の記録映像にはファリーナ、アスカリ、モス、ホーソン、コリンズ、ゴンザレスなどが映っています。
1970年代前半の映像では70年のモンツァと71年のモナコがあり、モナコはサーティースTS9の車載カメラによるモナココース(71年なのでまだピットレーンのない旧コース)の周回も見られます。
マシンはマクラーレンM19、フェラーリ312B、マーチ711、ティレル001あたりがアップで登場。ドライバーもイクス、スチュワート、ロドリゲス、シファート、ヒル、リント、ハルム、フィッティパルディ、ピーターソン、セベールあたりが続々と(グレース・ケリーやワトキンス医師も一瞬w)
雨のモナコを走るワイゼルのロータス72のスローモーションが美しいです。
70年代後半は1978年のイギリスGPが冒頭にありますが、TV版でみた1977年の南アフリカやイタリア、78年の南アフリカはカットされているみたいです。
これは権利かなにかの関係でカットされたのか、それともTV版で付け足されたものだったのかはわかりませんがちょっと残念。
あと、もちろんレースの記録映画なので事故シーンも入っています。バンディーニ、シファート、リント、ロドリゲスのクラッシュが含まれていて、それと命はとりとめましたがイクスの炎上シーンもあります。1955年のル・マンの大事故もかなり大きく取り上げられていました。
映画のクライマックスはファンジオが最後にチャンピオンを決めた1957年のドイツGPで、かなりの長尺でニュルブルクリンク旧コースでのデッドヒートを見ることができ、当時としては斬新だったと思われるピットストップ作戦が見所でしょうか。
60年代の映像がほとんどないのが残念ですが、とにかくクラシックな昔のF1が好きなら見て損はない、すばらしい映画だと思います。なにせマイナーなのが残念っ
1979年ごろに公開されたらしいイタリア映画で、監督は「炎のランナー」を撮ったヒュー・ハドソン、製作およびナレーションが「世界残酷物語(w)」のガルティエロ・ヤコペッティ。DVDのクレジットは2011年となっていますが、同年にヤコペッティが死去しているので、追悼企画だったのかも?^^;
私は80年代の中ごろに深夜のTV放送(邦題「グレート・ドライバー」)を録画したテープ(日本語吹き替え)で長年鑑賞しておりました。が、テープは劣化する、再生機が壊れるなどいろいろ問題があって、DVDで欲しいなぁ、とおもっていたわけです。
内容は1950年代にワールドチャンピオン5回を獲得したアルゼンチン出身の伝説のレーサー、ファン・マヌエル・ファンジオの伝記映画です。
公開当時(1977-78)のF1の映像を交えつつ、ファンジオが活躍した50年代と、彼がサーキットを訪れた1970-71年ごろの映像が巧みに編集されて、フロントエンジンの懐かしい50年代F1から、葉巻&ウェッジシェイプの1970年ごろ、そして70年代後半のウィングカーまで見ることができる、という内容でした。
購入したDVDはPAL方式なうえ、イタリア語オンリーで字幕もありませんが、PCで再生しつつ、吹き替え版を繰り返し見ていたおかげでなんとか内容はつかめますw
どうも70年代後半の映像がかなりカットされているようですが、逆にTV版にはない映像もあって、とにかく画面に釘付けになりましたw
作品中には、ファンジオが乗ったマシンとしてアルファロメオ158、メルセデスW196、ランチア・フェラーリD50、マセラティ250Fが登場します。
そのうちアルファ158とW196、そしてD50は記録映像だけでなく、1970年ごろにファンジオが撮影用にドライブしたカラー映像(D50はモナコ市外コースを疾走、撮影当時60歳だったとは思えないアグレッシブな走り!)も含まれています。
当時の記録映像にはファリーナ、アスカリ、モス、ホーソン、コリンズ、ゴンザレスなどが映っています。
1970年代前半の映像では70年のモンツァと71年のモナコがあり、モナコはサーティースTS9の車載カメラによるモナココース(71年なのでまだピットレーンのない旧コース)の周回も見られます。
マシンはマクラーレンM19、フェラーリ312B、マーチ711、ティレル001あたりがアップで登場。ドライバーもイクス、スチュワート、ロドリゲス、シファート、ヒル、リント、ハルム、フィッティパルディ、ピーターソン、セベールあたりが続々と(グレース・ケリーやワトキンス医師も一瞬w)
雨のモナコを走るワイゼルのロータス72のスローモーションが美しいです。
70年代後半は1978年のイギリスGPが冒頭にありますが、TV版でみた1977年の南アフリカやイタリア、78年の南アフリカはカットされているみたいです。
これは権利かなにかの関係でカットされたのか、それともTV版で付け足されたものだったのかはわかりませんがちょっと残念。
あと、もちろんレースの記録映画なので事故シーンも入っています。バンディーニ、シファート、リント、ロドリゲスのクラッシュが含まれていて、それと命はとりとめましたがイクスの炎上シーンもあります。1955年のル・マンの大事故もかなり大きく取り上げられていました。
映画のクライマックスはファンジオが最後にチャンピオンを決めた1957年のドイツGPで、かなりの長尺でニュルブルクリンク旧コースでのデッドヒートを見ることができ、当時としては斬新だったと思われるピットストップ作戦が見所でしょうか。
60年代の映像がほとんどないのが残念ですが、とにかくクラシックな昔のF1が好きなら見て損はない、すばらしい映画だと思います。なにせマイナーなのが残念っ
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