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Renault RE30Bの製作(その4) [RacingCars]

 ルノーRE30Bのモノコックを製作しました。
RE30B_010.jpg
 キットのモノコックは上下2分割に後端のパーツがつく形状で、フロントサスペンションのアッパーアームとステアリングタイロッドが左右に貫通する構造になっています。
 本来はすべて組んでからマスキングするか、あるいはモノコックを上下別々に塗装してから、サスペンションと同時に組み込むところかと思いますが、今回は、モノコック上下の後ろ半分のみ接着し、後端にできる隙間をパテ埋めして塗装、そのあとで前半をこじ開けてアッパーアームを通してから、前半を接着という強引な方法を試してみました。
 そこで、まず半分接着したモノコックにグロスの黒を吹きつけました。仕上がりが黒となる前後のウィングも同時に塗装。
RE30B_011.jpg
 モノコックのサイドパネルは黒なので、その部分をマスキングし、残りの部分をアルクラッドIIのポリッシュドアルミニウムを吹きつけました。燃料タンク上面にはカウルパーツがつくので、ロールバーははめ込んだだけでモノコックとは接着しておりません。
 下面は地面の汚れを拾ったり、ダウンフォースによって擦ったりするかもと思い、同じアルクラッドIIの普通のアルミニウムを使いました。
RE30B_012.jpg
 モノコックに前後サスペンション、エンジン、ラジエターとインタークーラーを仮組みしてみた状態です。いよいよクルマの形になってきましたw フロントサスペンションは上記のとおりモノコックをこじ開けて挟み込みました。 
 1980年代前半のターボマシンが個人的に異様に未来的な印象を受ける理由のひとつとして、運転席が極端に前寄りなことがあるかと思います。こうしてキットを製作していると、その理由が巨大な燃料タンクにあることもわかります。
 のちにレギュレーションが変更になり、燃料タンク容量が段階的に制限され、さらに安全性向上のため前輪よりもドライバーのペダルが後ろでなくてはならないというルールができて、マシンの形状は大きく変化することになります。
 つまりこの年のF1は、燃費を気にせず、巨大なターボパワーをグラウンドエフェクトで無理矢理地面に押しつけ、ドライバーは硬い乗り心地のマシン前端にちょこんと座って運転しているというものだったのかな、と思った次第です。うーん、未来的・・・??w

 さて製作は、この状態でアライメントを調節し、よければエンジンとインタークーラーをつなぐターボ部分の製作、およびモノコックの下にくっつく「ウィングカー」の部分、アンダーカウルの塗装に入る予定です。

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