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II号戦車の製作 [AFVs]

 現在製作中なのは、ドイツが第二次世界大戦中に使用したII号戦車です。最近はすっかりイギリス軍車両にぞっこんですが、プラモ少年の例に漏れずもともとはドイツ軍車両に興味を持っておりました。
 キットはタミヤが2年ほど前に発売した1/35スケールのもので、1940年のフランス戦当時の増加装甲を装備したタイプです。
 このキット、最近のタミヤ製品としては若干ですが作りにくい部分があり、細かいパーツ、曲げ加工が必要なエッチングパーツ、目立つ部分に生じる実車には存在しない接合ラインなどで、小さい車両の割には製作にやや時間がかかっております。
Pz2C_01.jpg
 まず足まわりから組み立てるので、板バネ式のサスペンションのパーティングラインをヤスリやデザインナイフで処理します。板バネ端のギザギザのところにもパーティングラインがあるので、丁寧に削っては彫り直しを繰り返しました。
起動輪以外の転輪と誘導輪にポリキャップを仕込む仕様なので、作業時間は若干かかりますが、部分組み立て式の履帯をつけるときに、これらの車輪が可動するのでそちらの作業はやりやすくなりました。
Pz2C_02.jpg
 シャーシ部分は転輪と履帯を取りつけたところでおいておき、砲塔や車体上部を組み立てました。細かいパーツは破損や紛失が怖いので、この時点ではあとまわし。操縦席前部は通常の装甲板を接着したあとから、さらに増加装甲を接着するようになっています。通常の装甲板の接着ラインをパテとヤスリで消してから増加装甲を接着しました。
Pz2C_03.jpg
 うえの画像がほぼ組み立てが終わった段階です。砲塔は後部下側の三角のところで上下パーツを接着するのですが、この部分には接着ラインが残るうえ、縁の溶接跡がありません。そこでパテで接着ラインの修整をしてからヤスリを使って溶接跡を表現してみました。
 起倒式のアンテナは伸ばしランナーで製作しました。フェンダー上の車載工具は固定具のハンドルがついていないので、手持ちのエッチングパーツで再現するか放置するか、ちょっと悩み中。砲塔のハッチは後で戦車兵を乗せるかもしれないので接着せずにブルタックで裏から留めてあるだけです。
 なるべくはやく塗装に入れるといいなぁ、と思っております。

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ayasolo

おはようございます!
2号戦車!!私も作りました。古いキットですが市街地戦 仕様にしました。
あちらで軽戦車でも日本に来ると中戦車なのですよね...
爆撃機もにたような考えだったような気がしますが、
完成楽しみです。
by ayasolo (2010-07-12 10:43) 

t-satoh

>>ayasoloさん
 第二次世界大戦中の戦車開発は、今日から考えると異常なスピードで行われたという感じがします。戦車という兵器自体がまだ若く試行錯誤の途中だったうえ、戦局が開発は加速させていたんだと思います。このことは航空兵器にも言えるような気がします。
 製作を通して、戦車や航空機における兵器開発の過程を追体験できるのも、プラモデルの魅力のひとつなんじゃないかと思っておりますー。

by t-satoh (2010-07-12 12:23) 

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