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マチルダ歩兵戦車の製作(その5) [AFVs]

 エナメル塗料を使っているため複数色を使う迷彩塗装は時間がかかるのが難点ではありますが、ようやく製作中のマチルダ戦車に基本の三色を吹きつけました。
matilda011.jpg
 迷彩パターンはいちおうテープでマスキングしてスプレーしましたが、境界線がぼけてしまったり、はみだしがあったので、筆でところどころリタッチしています。こういうときは逆に、筆塗りがやりやすいエナメルカラーは作業がやりやすいです。
matilda012.jpg
 使ったカラーは基本色のポートランドストーンにハンブロールの71番サテン・オークを、シルバーグレーとスレートはエクストラカラーのX819のBS381C No.28 コーンターAIFシルバーグレーとX820のBS381C No.34 コーンターAIFスレートです。
 ハンブロールのサテン・オークはかなり明るいベージュで、英軍のライトストーンより明るいポートランドストーンの雰囲気がでているような気がしたのと、半ツヤなのでエクストラカラーとマッチすると思い、使用しました。ちなみにポートランドストーンについてはアーマー・モデリング誌に連載しているフィル・グリーンウッド氏はハンブロール106番のマット・クリームを指定しています。また我が家にはライフカラーの水性アクリルのポートランドストーンがあるので色味の参考にしました。ライフカラーはポートランドストーンはもちろんその他の色もかなり薄目に調色されているように思います。
 また、シルバーグレーは資料などの塗装図を見るとブルーグレーのような色とされていて、キットの塗装説明もそのようになっていますが、最近のアーマー・モデリング誌にカラー写真が掲載されており、それを見る限りもっと緑がかったような色に見えます。エクストラカラーのシルバーグレーもほとんどくすんだ黄緑のような色なので、これをそのまま使ってみました。「ブルーグレー」を否定するつもりはありませんが、こちらのパターンだと従来の色調よりも落ち着いた兵器っぽい感じになったような気もします。

 さて続いては足まわりをいつものように土色でペイントして、ウェザリングに進むわけですが、例によってエナメルの上からエナメルを使うので、乾燥時間を再び十分に確保する必要があります。前回のクロムウェルは48時間でばっちりだったので、今回もそのくらいのインターバルをおいて作業を進めるつもりです。

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Sin

 順調に作業が進んでおられるようですね。
 この時期、晴れていても湿度が高かったりしますが、エナメルの乾燥に湿度ってどの位影響するものなのでしょうか?
by Sin (2010-06-27 04:12) 

t-satoh

>>Sinさん
 模型雑誌などを見ると、高湿度の日本ではヨーロッパ製のエナメルは乾きにくいと書かれていたりするので、湿度の影響はあるみたいです。「タミヤエナメルは日本の湿度に合わせた調整が施されているようだ」といった記述を見ることもあります。
 ただ個人的な使用感としては、最近のハンブロール(およびエクストラカラー)にはそんなに「乾かない」という印象はありません。グロスでも48時間くらい乾燥させれば、手で触れたり次の作業を塗膜の上から行ったりしても問題ないように思います(触るだけなら数時間でも問題ない感じです)。もしかしたら成分を調整して性能を向上させているのかも、です。
 もっとも数分から数十分程度で乾くラッカーや水性アクリルとは比較になりませんけれどw。 でも私はこののんびりしたエナメルがけっこう好きです。ラッカーのように高湿度のときに白くかぶったりしませんしね^^
by t-satoh (2010-06-27 10:28) 

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