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F/A-18Eの製作(その4) [WarBirds]

 制作中だったハセガワ1/72スケール、F/A-18Eが完成しました。

FA18E_07.jpg

 塗装は上面ダークゴーストグレー、下面ライトゴーストグレーでいずれもMr.カラーです。スミ入れはハンブロールのブルーグレーと、黒を混ぜたブラウンを使い分けています。厳密なスミ入れというよりは、機体のタッチアップや汚れも意識してウォッシング気味に施しています。
 風防とキャノピーの透明パーツは、Mr.カラーのスモークグレーとクリアーオレンジを混ぜた色を薄くスプレーしてみましたが、写真だとちょっとわかりにくいですね。
 デカールは以前つくったF-4Jと同じカルトグラフ製だったのですが、F-4のときよりフィルムがやや硬いような機がして、大判のデカールが少し皺になったりと若干ですが難儀しました。デカールを貼っていて気づいたのですが、1980年代に第2スコードロンとなったVF-31はいつのまにかまた第1スコードロンに戻っていたようで、単座のF/A-18Eを装備してからもCGA機の機番は100、尾翼のスコードロンカラーも赤になっておりました^^;。
 仕上げに、エナメルカラーのドライブラシと顔料の粉末(MIGピグメント)を使って、おもに機体上面のウェザリングを試してみました。

 個人的に、F/A-18E/F型のかっこよさのひとつとして、翼下のパイロンがわずかに外を向いているというのがあるかなと思っていましたが、模型をつくるとやはりこの部分は痺れますw。兵装は「トムキャッターズは戦闘機隊なのだから」ということで制空任務仕様とし、キット付属のドロップタンク3本とAMRAAM、サイドワインダー各2発としてみました。
 できあがってみるとさすがC型より大型化したとあって、なかなか迫力ある機体です。一方で機首の細長さは個人的には意外でした。F-14はもちろんF-4やF3Hなどと比べてもさらに細いのです。エンジンや主翼が機体後方に集中しているため、機首の細長さはさらに強調されていますが、上からみると主翼付け根のストレーキに隠れてしまいますね。
 F/A-18はかように空力バランスの悪い機体らしいのですが、フライバイワイヤを装備しており、コンピュータが常に機体の姿勢を保っているのだそうです。戦闘機としてはそのほうが高い機動性を確保できるのだとか。映画「エネミーライン」でも離陸時に方向舵が両方とも内側を向いていたり、フラップと同時にエルロンも左右両方下を向いていたりと、普通の飛行機の常識とはちょっと違った挙動をしていて興味深いです。
 そのフラップとエルロンですが、フライバイワイヤ機の場合動力が停止している駐機時には油圧が抜けて垂れ下がるそうなのですが、キットはそこまでは再現していないので、そうしたギミックは1/48を製作するときまでおあずけにしておきます^^;。

 というわけでVF-1BあるいはVF-6Bから始まり、VF-3、VF-3A、VF-31と続いたトムキャッターズの歴史はこのF/A-18Eを装備してVFA-31と名前が変わったところで今日に至るわけです。
 キットの方も多少の妥協点はあるにせよ、トムキャッターズの装備機をひととおり網羅したことになりますので、近いうちに全機種を並べた画像をアップしようと思っております。

タグ:F/A-18E
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