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A-4Mスカイホークの製作(その4) [WarBirds]

 年末年始にかけて製作していた1/48スケールのA-4Mスカイホークがようやく完成しました。自身の工作スキルの低さとハセガワ製のデリケートなデカールに泣かされてちょっと苦労してしまい、休みのうちにできあがりませんでした。

A4M_08.jpg

 A-4Mはダグラス社が1950年代の終わりに開発した小型艦上攻撃機の最後のタイプで、1970~80年代にかけて米海兵隊だけで使用されました。選んだマーキングは当時岩国に配備されていた第214海兵攻撃飛行隊(VMA-214)「ブラックシープ」の所属機です。
 機体はジェット攻撃機としてはかなり小さく、艦上機にもかかわらず翼折りたたみ機構がなく、低翼の機体外部に増槽や爆弾を満載するために着陸脚が長いのが印象的です。爆弾搭載量は初期の型は2トン程度でしたがこのM型ではエンジンが強化されパイロンも増設されて3トンを越えています。
 ベトナム戦争に投入された他の型とは異なり、実戦経験はほとんどないといっていいと思いますが、組み立ててみると大きくなったキャノピー、アビオニクスを追加装備するための背中のコブ、あちこちに追加されている小さなアンテナ類が「一生懸命近代化しました」感があって私は好きです。

A4M_09.jpg
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 私は動いているA-4を初めて見たのが映画「トップガン」でした。あの映画では攻撃機のくせにクルクルと機敏に動くA-4が非常に印象的で、いつかプラモデルを作ってみたいと思ったものでしたが、今回はそのフォルムの美しさも再認識しました。

A4M_11.jpg

 キットは胴体後部のエアブレーキや主翼下のフラップ、主翼前縁のスラットなどを開状態で製作できましたので、そのように作りました。前縁スラットは速度に応じて自動的に開くようになっているらしく、地上の機体画像をみるとほとんど開いております。
 エンジンノズルはシタデルカラーのボルトガンメタルでペイントし、外縁部をウォッシングで焼けた感じを加えてみました。着艦フックは白黒のストライプが描かれておりデカールがセットされているのですが、うまく貼る自信がまったくなかったので、全体を白く塗ったあと2mm幅のマスキングテープを巻いてから黒をスプレーして仕上げました。

 さすがになかなか苦労しましたが、1/48スケールの製作も楽しかったです。これからも米海軍攻撃機を中心にこのスケールにも取り組んでいこうと思います(すでにSBD-3ドーントレスとAD-6スカイレーダー、F/A-18Fスーパーホーネットのキットは入手済み。A-7コルセアIIも購入予定^^)。
 もっとも、英国のハナンツに注文していたデカール類が昨日届いたので、いよいよVF-31とフェリックスの歴史を追うシリーズも再開できそうです。次につくるのはF9Fパンサーということになるかもしれません。

 しかしA-4のプラモデルとか作っていると、GMTのDowntownがプレーしたくなりますねー。

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コメント 2

まいくろたいがー

素晴らしいです
by まいくろたいがー (2010-01-09 22:24) 

t-satoh

>>まいくろたいがーさん
いつもコメントありがとうございます。私の稚拙な作品でもご覧くださる方がいると思うと、丁寧につくろうという刺激にも、また励みにもなり、感謝しております。「ここがヘンだ」とお気づきの点などありましたら、ご遠慮なくおっしゃってくださいませ。

by t-satoh (2010-01-16 11:01) 

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