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P-47Dの製作(その4) [WarBirds]

 タミヤの1/72スケールP-47Dですが、とりあえず完成にはこぎつけたものの、仕上げのクリアーコートがうまくできなくてへこみ中ですw。
 模型雑誌などを見ると「デカールを貼ってつや消しクリアーで仕上げて、ハイ完成」みたいに書いてあったりしますが、これはなかなか難しいです。均一なツヤと平滑な表面を得るには、クリアーの希釈具合とか吹きつけ方にコツがあるような気がします。
 私は今回これがうまくいかず、ツヤはバラバラなうえ平滑さも失われて残念至極。たぶんクリアーが濃すぎたんでしょうねぇ。まぁプラモデルつくりは死ぬまで練習なんだだと思って、失敗し続けることにしましょうw。

P47_108.jpg

 というわけで自らの技量の低さにもめげず、画像をアップしちゃいます。同じエンジンを積んだ同時期の機体である、海軍のF6Fと並べてみました。この画像ですとP-47のツヤが一定でないのがよくわかって恥ずかしいです。しかもリキテックスのサテンバーニッシュを使ったらツヤが出過ぎな感じで、あとでマットバーニッシュをかけ直そうかな、と考慮中。
 それはともあれ、P-47とF6Fはさすが同世代、上からみると大きさがよく似ております。主翼も形状こそ違いますが、面積はデータをみるとほぼ同じくらいらしいです。

P47_109.jpg

 よこからみると姿は似ていますが、P-47のほうが若干全長が長いように感じます。ちなみにどちらも胴体がずんぐりと太いのですが、その理由はF6Fがコクピットからの視界確保のためであるのに対して、P-47は胴体内にターボチャージャーを搭載しているからです。
 P-47は第二次世界大戦に実戦参加した米陸軍唯一の空冷エンジン搭載戦闘機であるばかりか、当時唯一まともに使えたターボ搭載の戦闘機でもありました。
 自動車のエンジンに搭載されるターボチャージャーは出力アップが目的ですが、航空機の場合は高々度性能の追求です。高度が高いと気圧が下がり、エンジンに送られる酸素の量が減るため、出力が下がります。そのため当時の戦闘機は機械式のスーパーチャージャーを搭載しているのですがこれが2段階程度しか回転数の切り替えができないもので、ある程度最高性能を得られる高度が決まってしまいます。
 これに対してターボチャージャーは排気ガスでコンプレッサーを作動させるので、無段階に吸気を圧縮できるため、性能を維持できる高度の幅が広い、ということになるかと思います。素人なので間違っているかもしれませんが、だいたいこんなところだったかと。
 なお、F6FやP-47Dと同じエンジン搭載のF4UコルセアやF8Fベアキャットの胴体が若干細めなのは、吸気口が主翼の付け根にあって、カウリングの直径がエンジンを収めるぎりぎりの大きさだからですね。

 というわけで失敗こそしてますが、この手の大馬力エンジン搭載な大戦末期および大戦後のパワフルでごっつい戦闘機(特に空冷エンジン^^)は大好きなので、まだ作ってみたい機体がけっこうあります。
 このP-47DでP&W製ダブルワスプ搭載機はひととおり網羅したので、お次はそのライバルというか、日本海軍の烈風や英海軍のシーフューリーなんか作りたいと思っています。

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まいくろたいがー

最高です!
by まいくろたいがー (2009-12-17 02:47) 

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