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ホーカーハリケーンMk.IIAの製作 [WarBirds]

 前回も申し上げましたが、ここのところ仕事が忙しくゲームもできなければ、ミニチュアのペイントもプラモデル製作もままならない毎日です。しかしそれでも手を動かさなくてはいられない性分のようで、以前つくりかけで製作意欲が減退して、そのまま放置していた1/72のハリケーンMk.IIAを完成させようと思いました。
 中断していたのは機体を組み立てて基本塗装をすませ、脚部など小さなパーツごとにペイントした状態ででした。そこで仕事の合間を縫ってキャノピーの塗装、小部品の組み立てと取りつけ、デカール添付を行い、完成させた次第です。

hurricaneIIa_01.jpg

 キットはハセガワの1/72スケールで、1940年当時中立国だったアメリカ人の義勇兵パイロットで編成されていた第71飛行中隊が装備するハリケーンMk.IIAを再現しています。Mk.IIはエンジンを強化したタイプで、A型は武装がMk.Iと同じ、B型は武装が7.7mm8挺から12挺へ増え、C型は7.7mmを外し20mm×4に、D型は40mm砲を搭載した対戦車攻撃機タイプとなります。
 Mk.IIAはバトルオブブリテンが一段落しつつあった1940年秋に就役し、キットの塗装指示もこの時期のスキームを指定しています(どこかの博物館にこの機体を再現したレストア機が展示してあったような)。
 第71飛行中隊は通称「鷲飛行隊(イーグルスコードロン)」と呼ばれていて、かの名画「大脱走」では、ジェイムズ・ガーナー扮する「調達屋(スカベンジャー&ブラックメイラー)」ことヘンドリーが所属していたことになっています(だからスティーブ・マックウィーンは米軍のA2ジャケットなのに、彼は英軍の軍服なんですね^^)。
 このキットを作り始めたころ、私の個人的な野望として、国内外塗料各社の塗り比べというのがありました。それで以前紹介したエアフィックスのスピットファイアはハンブロールエナメルで塗り、このハリケーンはGSIクレオスのラッカーで塗装してみました。ビビットな感じのハンブロールに対して、クレオスのカラーはややくすんだ感じで、派手さには欠けますが実戦的な気もします。

hurricaneIIa_02.jpg

 というわけで、同じエンジンを装備し、ともに英国の空を守った両戦闘機を並べてみます。前からみるとハリケーンは主翼にほとんど上半角がなく形状もぼんやりしていて、華麗に翼を広げるスピットファイアとは対照的です。以前に製作意欲が減退した理由のひとつが、このハリケーンの翼のかっこ悪さ(脳内比)だったわけですが、できあがってみるとどうしてどうして、この野暮ったい主翼もかっこよく見えてくるから不思議です。

 この「大戦初期の英軍機を異なるメーカーの塗料で塗り分ける」計画は続きがあり、次は簡易インジェクションキットのボールトン・ポール・デファイアントをハナンツで塗ることなのですが、そんな時間がいつ作れるかはまだ不明ですw。
 いまの仕事が片づいたら、リクエストがあったP-47を製作するか、先日のFw190の後期型を作って並べるか、あるいは最近盛り上がっているジェット機に挑戦して「フェリックスシリーズ」を継続するか、悩み中~です。

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