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Fw190A-3の製作 [WarBirds]

 ここまで複葉のF4Bから太平洋戦争の主力機だったF6Fまで、米海軍の"トムキャッターズ"所属機を製作してきて、次は本来ならF6Fの後継機であるグラマンF8Fベアキャットとなるはずでしたが、所有している1/72スケールのキットが、いまだ製作未経験のチェコ製の簡易インジェクションキットということで二の足を踏んでしまい、唐突ではありますが、ドイツ空軍のフォッケウルフFw190Aを作ってしまいました^^;。

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 Fw190Aは1941年に実戦投入され、小さな改良を重ねながら終戦まで用いられた傑作戦闘機です。製作したのはタミヤ製の1/72スケールで、比較的初期の型であるA-3型です。
 Fw190Aは空冷のBMW801Dというエンジンを搭載した、小さな機体に大きなエンジンというBf109にも似たドイツ戦闘機によくある設計ですが、高性能で整備性がよいうえ武装も強力、しかも搭載容量が多いため戦闘爆撃機としても用いられました。
 同時期のBF109F-4Tropと並べてみますと・・・

fw190a_02.jpg

 こんな感じで、フォッケウルフの無骨なスタイルがよくわかります。Bf109も小さな機体に排気量34リッターという比較的大きな液冷エンジンを搭載していましたが、Fw190Aが搭載するBMW801は排気量42リッターとさらに大きく、胴体はこれを搭載するために大型になった機首から、すらりと絞られた機尾まで美しいラインを描いています。
 コンセプトが似ていて配備時期も比較的近い日本陸軍の二式戦闘機と並べてみると・・・

fw190a_03.jpg

 こんな感じで、翼の形状は異なりますが雰囲気はよく似ております。しかし鍾馗のエンジンが38リッターで離昇出力1250馬力なのに対して、42リッターで1700馬力と遙にパワフルです。もっとも1段2速のスーパーチャージャーは最適高度が高度5500メートルに設定されていて、これを越えると急激に出力が下がるという欠点も持っていたようですが、このあたりはおそらくたいていの日本機も同様だったのではないでしょうか。
 Fw190はこの弱点である高々度性能を高めるため、後にエンジンを液冷にしたD-9型やTa152Hといった改良型に進化していきます。これらのキットもすでに入手済みなので、次はこれを製作してフォッケウルフファミリーを並べてみたいと思っていますが、もしかしたらまた気が変わってF8Fを作ってしまうかも?w。
 ちなみにタミヤの1/72シリーズは以前つくったF4Uもそうでしたが、とても作りやすく楽しいキットばかりです。特にFw190Aはドイツ機のなかでもお気に入りだったので、以前から製作したいと思っており、自らの稚拙な技量にもかかわらず満足しています。
 塗装のポイントはドイツ機ではおなじみの「モットリング」と呼ばれる胴体側面のボカシ迷彩ですが、今回は0.2mmのノズルをエアブラシに取りつけ、がんばってトライしてみました。練習のつもりでカラーは薄めても使いやすいGSIクレオスのラッカー系を使い、希釈もエア圧もいつもよりかなーり低めで試みました。それでも1/72スケールでは小さいボカシをつくるのは難しく、あまりうまくいかなかったのですが、雰囲気は出ているかなと思います。こればかりは、とにかく練習しか上達の道はないのかもしれないですねー。

 さて、話はかわりますが、最近タミヤから発売されたヘッドルーペを購入しました。

visor01.jpg

 ミニチュアの顔といった細かい部分をペイントするときや、1/1200スケールの帆船にリギングを施すときなどに便利かなと思い、手に入れた次第です。
 以前からライト付のスタンド型のルーペは持っていたのですが、両目で焦点を合わせにくく、スタンドが作業の邪魔になるなど使い勝手がイマイチで、あまり使用しておりませんでした。ヘッドルーペは質の高いものがヨーロッパ製しかなく高価だったのでこれまで見送っていたところへ、タミヤから比較的安価で発売されたので購入を決心しました。
 画像のように、製品には頭に取りつけるホルダーと、1.7、2.0、2.5倍の3枚のレンズが付属しています。このほかに3倍と4倍(これだけモノクル)のレンズが別売りで用意されるようです。
 使ってみると、ホールド力はそこそこしっかりしていて、眼鏡の上からでも装着でき、なかなかよい感じです。

visor02.jpg

 ためしに、裸眼とルーぺごしにインクィジターを見た画像を撮影してみました。使用したレンズは2.0倍です。ご覧の通りかなり大きく鮮明に見えます。焦点距離は筆塗りで丁度よいくらい(眼鏡のあるなしで変わります)なので、これから常用することになりそうです。

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