F6F-3ヘルキャットの製作 [WarBirds]
前回のF2A-1に引き続き、アメリカ海軍戦闘機隊VFA-31の歴史をたどる模型作りです。今回は前回までの機体が所属していたVF-3ではなく、後にVF-31になる本家(?)のVF-6に所属する機体であるグラマンF6F-3ヘルキャットです。
F6Fは1943年～45年まで使用された艦上戦闘機で、F4Fワイルドキャットの後継機という位置づけになります。この時代のヘルキャットは1944年中盤までは三色迷彩、それ以後はシーブルー一色に塗られるのですが、今回はVF-6所属機として写真が残っている三色迷彩の機体を選びました。
キットはホビーボスという中国の会社が発売しているもので、部品点数が少なく簡単につくれるわりに、なかなかプロポーションのよいかっこいい機体ができあがるという製品です。
迷彩の塗り分けにはマスキングが必要ですが、私はまず機体下面をインシグニアホワイトに塗り、マスキングテープとブルタックを併用してわずかにボケ足の出る塗装を試みました。
基本的な部分をマスキングテープで隠し、境界線に細く伸ばしたブルタックを貼り付けます。実はここで左翼付け根付近にマスキングテープのぎざぎざの切断面が触れていて、境界線がぎざぎざになるという失敗をしてしまっています＾＾；。
ともあれ、この状態で胴体側面と垂直尾翼のミディアムブルーを吹き付け、同じようにその部分をマスキングして、胴体、主翼、水平尾翼上面にシーブルーを吹き付けました。
使用したカラーは、ハナンツの水性アクリルであるエクストラアクリリックス。ここのところラッカー系でペイントしていたので、水性アクリルのコツをちょっと忘れていて、序盤とまどってしまいました。いつものようにエンジン、プロペラブレード、コクピット、タイヤなどはシタデルカラーの筆塗りです。
デカールはF2Aのときと同じように、コーションマークなどをかなり省きました。コクピットの前にある黄色い円には小さくフェリックス・ザ・キャットが描かれております。
グラマンの戦闘機2機種を並べてみました。グレーの機体はF4Fワイルドキャットです。F6FがF4Fの拡大版であることがよくわかります。大きさは一回り大きいですが、形はほんとうによく似てますね。
ちなみにF4Fが搭載しているエンジンは排気量30リッター、F6Fは45リッターと5割り増し。出力は6割り増しで、重量も6割増しですｗ。たしか主翼の面積も6割り増しくらいだったはず。
ついでに同時期の機体であるボートF4Uコルセアと並べてみました。同じエンジンを搭載する機体だけに形はかなり違いますが、大きさは近い感じです。もっともコルセアは開発に5年くらいかかっていて、一方のヘルキャットは1年もかかっていないなど、比較するところはけっこうありますね。
最後にライバルである日本海軍の紫電改と並べてみます。どちらも2000馬力級のエンジンを搭載する機体ですが、誉エンジンの小ささゆえか、紫電改が若干かわいらしく見えます。
これが烈風になるとヘルキャットと同レベルの巨大な姿をしているのですが、一方のグラマンは烈風のライバルとなるはずだったF6Fの後継機F8Fを小さく仕上げてしまうというのが皮肉です。
というわけで、次回はいちおうグラマンF8Fを製作しようと思っておりますが、キットが東欧の簡易インジェクションなので、もしかしたら土壇場で二の足を踏んでしまうかも？ｗ
「VFA-31の歴史」用のキットでまだ手に入れてないものを探す旅はまだ続いており、先日埼玉県にある飛行機専門の模型店でアカデミーという韓国のメーカーが発売しているF2Hバンシーを購入したのですが、VF-31仕様にするためにデカールをどうにかしないとなぁ、と悩み中です＾＾； デカールの問題はハセガワのF9Fパンサーでも解決しなくていけないんですよねぇ。
ともあれ、これで手に入れてないのは、F-14D(A型は手に入れた)とかF6F-5(-3型の後継機)といったバリエーションを除けば、F3Hデーモンだけとなりました。エマー社のキットは入手が難しいですが、模型店でタミヤのF4Dスカイレイ、フジミのF7UカトラスといったVF-31が装備しなかった機体のキットをみると、これも作ってみたくなりますねｗ。
F6Fは1943年～45年まで使用された艦上戦闘機で、F4Fワイルドキャットの後継機という位置づけになります。この時代のヘルキャットは1944年中盤までは三色迷彩、それ以後はシーブルー一色に塗られるのですが、今回はVF-6所属機として写真が残っている三色迷彩の機体を選びました。
キットはホビーボスという中国の会社が発売しているもので、部品点数が少なく簡単につくれるわりに、なかなかプロポーションのよいかっこいい機体ができあがるという製品です。
迷彩の塗り分けにはマスキングが必要ですが、私はまず機体下面をインシグニアホワイトに塗り、マスキングテープとブルタックを併用してわずかにボケ足の出る塗装を試みました。
基本的な部分をマスキングテープで隠し、境界線に細く伸ばしたブルタックを貼り付けます。実はここで左翼付け根付近にマスキングテープのぎざぎざの切断面が触れていて、境界線がぎざぎざになるという失敗をしてしまっています＾＾；。
ともあれ、この状態で胴体側面と垂直尾翼のミディアムブルーを吹き付け、同じようにその部分をマスキングして、胴体、主翼、水平尾翼上面にシーブルーを吹き付けました。
使用したカラーは、ハナンツの水性アクリルであるエクストラアクリリックス。ここのところラッカー系でペイントしていたので、水性アクリルのコツをちょっと忘れていて、序盤とまどってしまいました。いつものようにエンジン、プロペラブレード、コクピット、タイヤなどはシタデルカラーの筆塗りです。
デカールはF2Aのときと同じように、コーションマークなどをかなり省きました。コクピットの前にある黄色い円には小さくフェリックス・ザ・キャットが描かれております。
グラマンの戦闘機2機種を並べてみました。グレーの機体はF4Fワイルドキャットです。F6FがF4Fの拡大版であることがよくわかります。大きさは一回り大きいですが、形はほんとうによく似てますね。
ちなみにF4Fが搭載しているエンジンは排気量30リッター、F6Fは45リッターと5割り増し。出力は6割り増しで、重量も6割増しですｗ。たしか主翼の面積も6割り増しくらいだったはず。
ついでに同時期の機体であるボートF4Uコルセアと並べてみました。同じエンジンを搭載する機体だけに形はかなり違いますが、大きさは近い感じです。もっともコルセアは開発に5年くらいかかっていて、一方のヘルキャットは1年もかかっていないなど、比較するところはけっこうありますね。
最後にライバルである日本海軍の紫電改と並べてみます。どちらも2000馬力級のエンジンを搭載する機体ですが、誉エンジンの小ささゆえか、紫電改が若干かわいらしく見えます。
これが烈風になるとヘルキャットと同レベルの巨大な姿をしているのですが、一方のグラマンは烈風のライバルとなるはずだったF6Fの後継機F8Fを小さく仕上げてしまうというのが皮肉です。
というわけで、次回はいちおうグラマンF8Fを製作しようと思っておりますが、キットが東欧の簡易インジェクションなので、もしかしたら土壇場で二の足を踏んでしまうかも？ｗ
「VFA-31の歴史」用のキットでまだ手に入れてないものを探す旅はまだ続いており、先日埼玉県にある飛行機専門の模型店でアカデミーという韓国のメーカーが発売しているF2Hバンシーを購入したのですが、VF-31仕様にするためにデカールをどうにかしないとなぁ、と悩み中です＾＾； デカールの問題はハセガワのF9Fパンサーでも解決しなくていけないんですよねぇ。
ともあれ、これで手に入れてないのは、F-14D(A型は手に入れた)とかF6F-5(-3型の後継機)といったバリエーションを除けば、F3Hデーモンだけとなりました。エマー社のキットは入手が難しいですが、模型店でタミヤのF4Dスカイレイ、フジミのF7UカトラスといったVF-31が装備しなかった機体のキットをみると、これも作ってみたくなりますねｗ。
こんばんは。
飛行機ネタ子どものころ好きだった機体が出てくるので
毎日楽しく読ませていただいております。
F8Fはいまだに現役でエアレースに参加しており、
その雄姿はいまでも見れますね。
ということで勝手ながらF8Fの完成を期待しております。
by まいくろたいがー (2009-11-23 22:21)
>>まいくろたいがーさん
いつもコメントありがとうございますー。F8Fを放置してフォッケウルフを作ってしまいました。ご期待に添えずすみません。ベアキャットは近々製作予定ですので、お待ちいただければ幸いです。簡易インジェクションキットは未経験なので、うまくいくかは未知数ですが＾＾；
by t-satoh (2009-11-25 23:04)