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OCSの新作Beyond the Rhine(MMP)(その12) [ウォーゲーム]

 発売されたばかりのOperational Combat Series最新作Beyond the Rhine(MMP)のユニットカウンターを紹介してきましたが、いちおうですが今回が最終回で、取り上げるのはドイツ軍の砲兵と航空部隊です。
BtR_units018.jpg
 強大な火力を持っている米軍に比べるとやや心許ないドイツ軍の砲兵戦力ですが、編成的にはいろいろと興味深い点があります。
 まず気になるのが部隊規模示す記号で、10数個のユニットが軍団規模(XXX)になっています。これはHeeres-Artillerie-Korps(陸軍砲兵軍団)とVolks-Artillerie-Korps(国民砲兵軍団)という組織で、大戦末期に編成された旅団規模の砲兵部隊ですが、内容はちょっとおもしろく、野砲や榴弾砲とともに、7.5cmや8.8cmの対戦車砲もけっこうな数を装備している部隊でした。
 第388陸軍砲兵軍団(mot)のように兵科記号が赤いユニットはこのような対戦車砲の威力を反映しているのだと思います。いちおう部隊名は自動車化となっていますが、輸送能力はおそらく限られていたのではないかと。
 なお、これらの部隊は1944年の10月ごろから編成されたらしいのですが、それぞれの砲兵は既存の部隊で、単に名称と組織を改編しただけみたいです。
 ちなみに上述の388軍団は戦闘モードの砲爆撃力が36ですが、その内訳は7.5cmと8.8cmの対戦車砲各18門、10.5cm軽野砲18門、ロシア製12.2cmと15cmの重野砲それぞれ12門、21cm臼砲6門に17cmカノン砲3門とけっこう強力。もっともおそらくこれは書類上の定数で、実際の装備数はもっと少なかったかもですけれど。
 また他の部隊の編成を見ても、12.,2cmとか15.2cmといった口径のロシア製兵器がけっこう目立つように思いますが、砲弾はドイツ製を使えるように改造してあったりしたのでしょうか。

なお、これらの情報の参考にしたのは主に以下のサイトです:
http://www.lexikon-der-wehrmacht.de/Gliederungen/Artillerie.htm

 また、許容移動力が記載されていない725大隊は列車砲部隊で、バルバロッサ作戦やノルマンディーの戦いにも参加していたようです。

 なお、兵科記号は「・」が砲兵ですが、→のような記号はロケット砲、楕円が描かれているのは自走砲で、下の方にあるARが4で射程のない部隊は突撃戦車ブルムベアを装備していたようです。一方、兵科記号は同じですが、ARが0で射程が5もある砲兵はやはり列車砲でした。
 ちなみにドイツ軍の列車砲とロケット砲は移動モードの砲爆撃力が0なので射撃を行えません。

BtR_units019.jpg
 さてこちらは砲兵とともに火力の一端を担う航空部隊です。通常の航空機は37ユニット、X印のある10個は本土防空軍所属部隊なので、解放されないかぎりゲームには登場しません。
 大戦末期のドイツ軍は爆撃機の補充がおいつかず、戦闘機メインになっているようで、本作でも爆撃機はJu88が2ユニットとジェット爆撃機のAr234が1個あるだけです。
 戦闘機も、この時期のドイツ空軍の練度低下を反映して空戦力が4だったり5だったりとまちまち(なかには3のものもあります)。唯一ジェット戦闘機であるMe262とHe162は7と大戦中の最強値です。
 メッサーシュミットとならんで大戦後半の主力戦闘機となったフォッケウルフですが、レシプロ機では最強のFw190Dは、増援ではなく機種改編が多く、ゲーム中にA型装備のユニットと交換することで登場してきます。戦闘爆撃機タイプであるFw190のF型は砲爆撃力7~8とまずまず。

 連合軍の戦闘機40弱に対し30個教と全体数ではさほど遜色ないように見えますが、上述のようにドイツ軍の航空機はユニット交換があったりするので、実質的な戦力はやや低くなるかもです。このあたりはセットアップを実際にしてみないとなんともいえませんけれど。

 OCSの航空機ユニットはぞれぞれが40機程度の飛行隊を表している(このあたりはOCSがお手本にしたというエウロパシリーズに似てますね)のですが、空戦力や砲爆撃力の数値で、練度のほかに定数を大幅に下回っている状況も表しているかもしれません。
 なおFw190のほうがBf109より航続距離が短いですが、これはどうしてなのかちょっと興味があります。カタログデータ的にはフォッケウルフのほうが遠くまで飛べるわけですが、実際には飛行高度や巡航速度、飛行任務によっても変化するでしょうから、デザイナーがなにを基準に数値を決めたのか調べてみたい気もします。

 というわけで、新作ウォーゲームの地図とユニットカウンターをひとしきりご紹介してみました。といっても自分自身にとっての覚書のようなものなので興味がある方の参考になったかどうかはわかりません。
 すでに特別ルールはひととおり訳してあるので、近いうちに眺めるだけでなく実際にプレーしてみようと思っています。

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