OCSの新作Beyond the Rhine(MMP)到着 [ウォーゲーム]
MMP社が発売しているThe GamersブランドのOperational Combat Series(OCS)に新作が加わりました。
タイトルはBeyond the Rhine(「ライン川を越えて」あるいは「ラインの彼方」)。1944年9月から終戦までの西部戦線を扱うウォーゲームです。
箱を明けると、マーカーも含めたカウンターシートが6枚、地図は5枚入っていますがキャンペーンで使うのは4枚で、1枚はバルジシナリオ専用とちょっと贅沢なつくりです。というのもアルデンヌ高原は通常の地図だと4枚のちょうど境目になってしまうからなんだと思われます。
セットにはほかに4.1aのシリーズルールと図表類2枚、専用ルール1冊、盤外ボックスや地形影響表といったプレーエイドが3枚、枢軸、連合軍それぞれの増援表が含まれています。
スケールはOCSとしてはちょっと変則的で、1ターンは通常の1/2週間ですが、1ヘクスの距離はいままでなかった3.5マイル。
これは同じ戦域を使用するBlitzkrieg Legendの地図と並べるとわかります。
こちたがBLの地図。アルデンヌ地方を示していて北にリエージュ、南にスダン、アルデンヌ高原の西側を南北にミューズ川が流れています。
そしてこちらがBTRの地図。これは「バルジの戦い」ショートシナリオ専用の地図で、同じように北にリエージュ、南にスダンがありますが、東側にアーヘンも含まれています。サンビトとマルメディーの間はBLでは5ヘクスありますが、BTRでは4ヘクスと微妙に違います。
カウンターはかなり多く、戦闘ユニットは連合軍が約700個、ドイツ軍は800個以上あります。地図4枚に1500カウンターはけっこうな密度になりそうな予感。
こちらは連合軍のカウンターシート。米軍と英連邦軍、自由フランス軍などが含まれます。
米軍機甲師団は3個戦闘団プラス砲兵という編成が基本。細かいところではP-51戦闘機の空戦力が6と破格。スピットファイアもMk.14は6です。
英連邦軍はイギリス、カナダ、ポーランドその他雑多な部隊の寄せ集めですが、ERはほとんど4と平均的に優秀です。装備は均一だけど練度がばらばらな米軍とは対照的?
こちらはドイツ軍のユニットシート。大戦末期だけにこちらも雑多な部隊の寄せ集めになっています。武装SSは黒、空軍地上部隊はライトブルー、海軍所属部隊は薄紫に塗り分けられています。
気になる(?)航空ユニットはMe262とHe162というジェット戦闘機が空戦力7、レシプロ戦闘機はユニットによって機種が同じでも空戦力が4だったり5だったりします。このあたりはBalticGapもそうだったかも。
装甲師団の編成もまちまち。LAHやHJは戦車大隊が1個しかありません。2個大隊編成の戦車連隊はERが4と5、これはIV号戦車装備かパンター装備かの違いっぽい。
その他の部隊もERが凋落していて、大戦末期を表現しているようです。HJは装甲捜索大隊がなくなっていて、オートバイ大隊になってたり、教導装甲師団のように強力な戦車大隊が2個用意されていますがアルデンヌには1個しか登場しないなど、けっこう細かいです。
状況設定は9月から5月までのフルキャンペーン(70ターン)が1個、地図2枚で秋の戦役を英軍主体で行う設定と米軍主体の設定が各1個(26ターン)、終戦直前の春の戦役も英軍と米軍、それぞれ2枚地図使用の設定が各1個あります(24ターン)。この春戦役には4枚地図使用の完全版もあり。
ショートシナリオは1944年11~12月の米軍による「女王作戦」(9ターン)、専用地図1枚を用いるアルデンヌ攻勢(9ターン)、13ターンのノルトヴィント作戦が含まれています。
また、アルデンヌ攻勢を主戦場だけでなく戦域全体を用いてプレーする地図4枚40ターンの戦役状況設定も含まれています。
システムについてはここでは詳述しませんが、なるべく早く専用ルールを訳し、触ってみようと思っています。
タイトルはBeyond the Rhine(「ライン川を越えて」あるいは「ラインの彼方」)。1944年9月から終戦までの西部戦線を扱うウォーゲームです。
箱を明けると、マーカーも含めたカウンターシートが6枚、地図は5枚入っていますがキャンペーンで使うのは4枚で、1枚はバルジシナリオ専用とちょっと贅沢なつくりです。というのもアルデンヌ高原は通常の地図だと4枚のちょうど境目になってしまうからなんだと思われます。
セットにはほかに4.1aのシリーズルールと図表類2枚、専用ルール1冊、盤外ボックスや地形影響表といったプレーエイドが3枚、枢軸、連合軍それぞれの増援表が含まれています。
スケールはOCSとしてはちょっと変則的で、1ターンは通常の1/2週間ですが、1ヘクスの距離はいままでなかった3.5マイル。
これは同じ戦域を使用するBlitzkrieg Legendの地図と並べるとわかります。
こちたがBLの地図。アルデンヌ地方を示していて北にリエージュ、南にスダン、アルデンヌ高原の西側を南北にミューズ川が流れています。
そしてこちらがBTRの地図。これは「バルジの戦い」ショートシナリオ専用の地図で、同じように北にリエージュ、南にスダンがありますが、東側にアーヘンも含まれています。サンビトとマルメディーの間はBLでは5ヘクスありますが、BTRでは4ヘクスと微妙に違います。
カウンターはかなり多く、戦闘ユニットは連合軍が約700個、ドイツ軍は800個以上あります。地図4枚に1500カウンターはけっこうな密度になりそうな予感。
こちらは連合軍のカウンターシート。米軍と英連邦軍、自由フランス軍などが含まれます。
米軍機甲師団は3個戦闘団プラス砲兵という編成が基本。細かいところではP-51戦闘機の空戦力が6と破格。スピットファイアもMk.14は6です。
英連邦軍はイギリス、カナダ、ポーランドその他雑多な部隊の寄せ集めですが、ERはほとんど4と平均的に優秀です。装備は均一だけど練度がばらばらな米軍とは対照的?
こちらはドイツ軍のユニットシート。大戦末期だけにこちらも雑多な部隊の寄せ集めになっています。武装SSは黒、空軍地上部隊はライトブルー、海軍所属部隊は薄紫に塗り分けられています。
気になる(?)航空ユニットはMe262とHe162というジェット戦闘機が空戦力7、レシプロ戦闘機はユニットによって機種が同じでも空戦力が4だったり5だったりします。このあたりはBalticGapもそうだったかも。
装甲師団の編成もまちまち。LAHやHJは戦車大隊が1個しかありません。2個大隊編成の戦車連隊はERが4と5、これはIV号戦車装備かパンター装備かの違いっぽい。
その他の部隊もERが凋落していて、大戦末期を表現しているようです。HJは装甲捜索大隊がなくなっていて、オートバイ大隊になってたり、教導装甲師団のように強力な戦車大隊が2個用意されていますがアルデンヌには1個しか登場しないなど、けっこう細かいです。
状況設定は9月から5月までのフルキャンペーン(70ターン)が1個、地図2枚で秋の戦役を英軍主体で行う設定と米軍主体の設定が各1個(26ターン)、終戦直前の春の戦役も英軍と米軍、それぞれ2枚地図使用の設定が各1個あります(24ターン)。この春戦役には4枚地図使用の完全版もあり。
ショートシナリオは1944年11~12月の米軍による「女王作戦」(9ターン)、専用地図1枚を用いるアルデンヌ攻勢(9ターン)、13ターンのノルトヴィント作戦が含まれています。
また、アルデンヌ攻勢を主戦場だけでなく戦域全体を用いてプレーする地図4枚40ターンの戦役状況設定も含まれています。
システムについてはここでは詳述しませんが、なるべく早く専用ルールを訳し、触ってみようと思っています。
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