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モノグラム1/72 F-105Gサンダーチーフの製作(その1) [WarBirds]

 先日のF-101Bに続き、やはりセンチュリーシリーズのひとつであるF-105サンダーチーフのプラモデルを、やはり1/72スケールで作り始めました。
F105G_001.jpg
 キットは1980年代に発売されたもので、複座でECMポッドを胴体下部に埋め込み、対レーダーミサイルを搭載したワイルドウィーゼル仕様機をモデル化しています。
 F-105はもともと胴体内のウェポンベイに核爆弾を搭載し、超音速で敵地に侵入して核攻撃を行うという、F-101と同じようなコンセプトで設計された機体でした。
 しかしもちろんそのような作戦の機会が訪れることもなく、時代はベトナム戦争へ。というわけでF-105は戦闘爆撃機として米空軍の主力装備となり、戦争全期にわたって使用され、その大半が戦闘や事故などで失われました。
 キットのF-105Gは今日ではF-16CJやFA-18Gなどが担当している防空ミサイル制圧任務用の機体で、f-105Fの改良型です。特徴は先述のとおりECMポッドを胴体に埋め込んだことで、これにより増槽2本を積んだうえで、対レーダーミサイルであるシュライク2発とスタンダード1発を搭載できました。
 キットにはこのワイルドウィーゼル仕様の出撃状態を再現できるパーツが含まれています。
F105G_002.jpg
 昭和っぽい、いい雰囲気の箱を開けると、中はこんな。ダークグリーンのプラパーツは最近はAFVクラブなどを除き珍しくなってきたので、懐かしい感じ。パーツの破損をあまり意識していないと思われる、外枠のないランナーも子供ごころを思い出します。
 胴体や主翼などのパーツを合わせてみると、多少の成形の必要やパーツの反りなどがありますが、おおむねフィッティングは良好で、近年のキットであるドイツレベルのF-101より作りやすいくらい。
 さらに各パーツのモールドは美しいのひとことです。特に、以前購入したファントムもそうでしたが、コクピットやパイロットの彫刻はすごいです。

 というわけで、センチュリーシリーズのなかでも、個人的にはもっとも魅力的ないわば「本命or真打ち」であるサンダーチーフ、じっくり作ろうと思います。

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スノット

サンダーチーフ良いですね。
エリ8の影響も有りますが初めて見たときに名前でやられました。
by スノット (2014-06-30 18:47) 

さとう

>>スノットさん
少年時代はサンダーボルト>サンダージェット>サンダーストリーク>サンダーチーフが全部同じメーカーというところまでは気がつきませんでした(汗。
F-105はセンチュリーシリーズの(ほぼ)最終作なので、進化の跡というか、ちょっと未来的なフォルムがかっこいいです。F-101の主翼もでしたが、子供の頃の和製メカデザインにきっと影響を与えているように思えます。

by さとう (2014-07-02 08:39) 

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