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零式艦上戦闘機二一型の製作 [WarBirds]

 前回、メッサーシュミットを製作してから、次はなにをつくろうかと思案していましたが、だいぶ1/72スケールにも慣れてきたと思いましたので、思い切って「本命」ともいうべき零戦をつくってみました。

A6M2_01.jpg

 零戦は正式名称を零式艦上戦闘機といい、製作したのは太平洋戦争開戦時に主力だった二一型、形式名称はA6M2といいます。中島飛行機製の栄11型エンジンを搭載したこの戦闘機は全幅が12mとかなり翼の大きいな飛行機で、低速での安定性や旋回性にすぐれ、とことんまで追求した軽量化のおかげもあって、上昇力と航続性能に優れていたそうです。
 その一方で翼が大きいため抵抗が大きく、最高速度、横転性能、および急降下性能はぼちぼちという感じだったようです。

 キットは、2年ほど前にモデルグラフィックスという雑誌の附録になったファインモールド製の1/72スケールで、箱入りキットとしては市販されませんでした。非常に精密につくられた素晴らしいキットで、大げさにいえば私としてはこれを製作するスキルを身につけるために、これまで1/72を作り続けてきたようなものですw。それでも完成してみると、まだまだ技量が低いなぁ、とため息が出てしまうわけですけれど。
 特にたいへんだったのがキャノピーの塗装で、枠が多いのでマスキング&エアブラシで試みましたが、あまりうまくいかず、結局筆塗りで修正する羽目になりました^^;

A6M2_02.jpg

 ではさっそくライバルのF4Fワイルドキャットと並べてみます。両者は大きさはそれほどかわりませんが、やはりF4Fは胴体がかなり太く、エンジンの馬力は若干上ですがそのぶんだけ重量も重いため、零戦とは性格の異なる機体に仕上がっています。

A6M2_03.jpg

 そんな軽量小型というイメージの零戦ですが、ひとつ前の九六艦戦と比べるとやはり大きいですね。零戦は当時、大型エンジン、密閉風防、引き込み脚と、空母艦上機としては新機軸満載の戦闘機でした。

A6M2_04.jpg

 こちらは同じエンジンを搭載した陸軍の一式戦闘機です。小さいコクピット、鋭角な翼とスリムな胴体など、零戦とはやはり違った印象を受けます。

 私は零戦の各タイプのなかでもやはり一一型と二一型が好きなのですが、ファインモールドのキットにはもうひとつ翼の短い三二型もあり、いずれこっちも作ってみるつもりです。
 それにしても、零戦は均整のとれたかっこいい戦闘機ですね、やはり。特にキャノピーが大きいところが魅力的です。このあたりは現代のF/A18Fのような復座機に通じるものがあるかもしれません。

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