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装備機種改編、またはとある別れ

 本日、17年半に渡って乗り続けた愛車、トヨタセリカGTR-4WSを廃車にしました。事情があって手放すことにしたのですが、さすがの年期の入りっぷりに中古車屋は値段をつけられず、知人に欲しがる人もいなかったので、やむなくの決断でした。
 まだまだがんがん走れる車だっただけに惜しい気もしますし、17年も乗って情も移っていたので寂しいかぎりではあります。もっとも最近は車検の度にいろいろと世話を焼かせる娘になってはいましたし、免許取り立てのころから乗っているので、あちこち傷だらけの満身創痍でもあったわけですが。

 このくるまはトヨタがWRC(世界ラリー選手権)で大活躍をしていたころ、ラリーモデルであるGT-FourのNAエンジンバージョンとして市販された3ドアハッチバックで、駆動形式はFF、エンジンは3S-GEという直列4気筒2000ccDOHCです。
 バブル全盛期の車体で、10スピーカーの「セリカスーパーライブサウンドシステム」などという豪華なオーディオを積み、車速感応型4ws(四輪操舵システム)という今ではみかけない装置が標準装備でした。これは低速時には前輪と後輪が逆位相、高速時(だいたい60~80km/hできりかわる)には同位相で向きを変えるもので、狭い駐車場の車庫入れなどでは本当に重宝しました(Uターン時に普通の車の1m内側に入れました)。エンジンも小気味よく回り、マニュアルシフトだったので運転が楽しい車でした。
 もっとも高速時にはアンダーステア気味で、ブレーキはよくいえばマイルド、悪くいえば効きの鋭さに欠け、車体の騒音や震動も大きめではありました。そのスタイルゆえ前方視界は微妙、後方視界は特に斜め後ろがかなり見にくく、車幅感覚をつかむのにはずいぶん時間がかかった記憶があります。
 それにしてもこのセリカの平面がまったくないボディデザインは、いまでこそ珍しくありませんが当時はとても印象的でしたし、リトラクタブルのヘッドライトはもうほとんど見かけることもなくなりました。
 いずれにしても思い出のたくさんある車で、長い間ほんとうにありがとうございましたといいたいです。

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コメント 4

Sin

おつかれさまでした>セリカ
いい車ですよね~
by Sin (2010-01-27 06:49) 

t-satoh

>>Sinさん
 いやほんとに長い間乗りまして、手足のようになってました。もっとも手足になるまでに擦り傷切り傷は絶え間なかったわけですがw。
 いま乗ってる車が手足のようになるのはいつの日か、という感じですw。

by t-satoh (2010-01-28 00:35) 

kotatu

あーセリカ号遂に引退したのですね。こういう趣味全開の車が売れた時代が懐かしいですよ。マツダユーザーの拙者は同期のファミリアGT-X欲しかったなあ。自動車税とかの関係でアスティナになりましたが。
by kotatu (2010-02-03 16:47) 

t-satoh

>>kotatuさん
 そうなんです。いまだに写真を見ると惜しいなぁ、と思い続けております^^;。まぁ20年落ちで走行10万ですので、維持するのにもいろいろ大変になっていたのは事実なので、お疲れさまでしたという感じですね。
 あのころはホンダも日産もマツダも三菱も、いろんな趣味車を出していましたねー。どれも今ではほとんど見かけませんけれど。

 
by t-satoh (2010-02-03 23:43) 

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