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Last Blitzkrieg(BCS)のユニットカウンター紹介(その3) [ウォーゲーム]

 先日のKGパイパーに続き、新作ウォーゲーム「Last Blitzkrieg」のユニットカウンターを紹介して行こうと思います。今回は第6SS装甲軍の続きということで、パイパー戦闘団の親部隊である第1SS装甲師団(LAH)と第12SS装甲師団(HJ)を並べてみました。
LG_LAH.jpg
 KGパイパーが別部隊扱いなので、主力をごっそり引き抜かれてゲーム的には弱体化を余儀なくされている;LAHですが、それでも戦闘ユニットはまだ8個あります。内訳は自動車化歩兵5個大隊、戦車猟兵(自走対戦車砲)大隊、工兵大隊、そして装甲捜索大隊です。
 ドイツ軍の装甲師団はだいたい4個のKGを編成するのですが、KGパイパーを除いた上のユニットでは、クニッテルと記載された装甲捜索大隊が、これだけで1個のKGとなっています。装甲捜索大隊は所属する中隊によって装備が異なり、装輪装甲車やハーフトラック、自動車などを装備した各種偵察中隊と、ハーフトラック搭載の重火器中隊など、となっています。
 偵察部隊は他のKGでも必要なので、捜索大隊から一部を拠出し、その代わりに歩兵や工兵、あるいは戦車連隊から増強兵力を受けて戦闘団にする、というのが一般的だったようです。本作でも、装甲師団の捜索大隊はそれぞれ部隊規模がKGとされています。
 捜索大隊は移動力が16と速く、諸兵科連合のデュアルユニットで、偵察OBJを配置でき、装甲値こそ1しかありませんがARは5、ステップ数も6とかなり強力です。

 そして、残る2個KGはそれぞれ歩兵を主力する「側翼援護」および「予備」KGとなるわけですが、史実では第1PG連隊の3個大隊と戦車猟兵大隊でKGハンセン、第2PG連隊の2個大隊でKGサンディヒを編成し、工兵は各KGに分割配備されていたようです。
 本作での装甲工兵は表面は戦闘力のない「戦闘不適ユニット」で、裏面の展開サイドになるとアサルトアローと徒歩移動力を有する普通の歩兵になります。ステップ数も4と少なく、本作にはドイツ軍工兵には特別なルールもないので、師団の予備とされるような気もします。
 戦車猟兵は表面は白抜きの装甲値4が描かれていますが、裏になると赤の5と強力になります。裏面はサポートサイドなので、攻撃より防御で活躍する兵器ということを表現しているのだと思います。

LG_HJ.jpg
 こちらは第1SS装甲師団とともに第ISS装甲軍団を構成している第12SS戦車師団です。その編成はLAHとほぼ同じで、戦車連隊が定数の1/2である4個中隊しかないところも同じです。
 LAHでは戦車不足を補うためにティーガー重戦車大隊が配属されていましたが、こちらは同じ88mm砲を装備するヤクトパンターを有する陸軍所属の第560重駆逐戦車大隊が配属されています。
 ヤクトパンターは無砲塔なので装甲値は白抜きではありますがそれでも5、射程も2と強力。サポートモードでは赤の6とさらに強力になり、射程も3の「スタンドオフサポート」というユニットになります。史実ではこの重駆逐戦車は第26PGとともにKGクレーマーを構成していました。
 HJ師団の最初の目標はロッヘラート/クリンケルトという2つの村がくっついたような地点で、同じ軍団に属する第277と第12師団とともに、第25PGの1個大隊および師団の戦車猟兵大隊が攻撃、数日間の苦戦の末に占領しました。
 ユニットの数値を見ると、25PGも26PGも、ハーフトラック装備のIII/26を除くとARがのきなみ「2」と低評価。上述のクリンケルトを攻撃したI/25がかろうじて3。戦車隊のARも4といまひとつです。数あるバルジのゲームでHJをここまで低く評価しているのは珍しいんじゃないかと一瞬思いましたが、データなしに断言するのは止めておきます。工兵のARは3なので、LAHとは異なりこちらは工兵を前に出して戦うことになりそうな予感。
 史実では、主力である26PG&560sPzJgは作戦開始後3日経っても攻勢発起点を超えておらず、12月20日ごろのビュトゲンバッハ攻撃にようやく登場します。
 いま気がつきましたが、捜索大隊のKGブレーマーは3ステップしかありません。師団唯一のAR5のユニットなのですが耐久力がいまひとつ、とこれまた不安材料かも。

追記:ちなみに装甲擲弾兵はじめ歩兵ユニットは移動サイドから展開サイドに裏返るとARが1つよくなる場合が多いのですが、自動車化歩兵の場合、展開サイドにするという時点で機動力を失うことになるので、これまたなかなか微妙なところです。
 それでも自動車化歩兵はまだ移動モードでも攻撃可能なだけよいのかも。米独いずれも通常の歩兵大隊は移動サイドでは「戦闘不適」ユニットになって攻撃できなくなります。

 実は第ISS装甲軍団は上記の2ユニットだけでなく、上にのべた陸軍の第12VGおよび第277VG師団、さらに空軍所属の第3FJ師団まで含む、合計5個師団の大所帯でした。
 次回はこの3つの歩兵師団を紹介しようと思います。

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