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GMT:Germantownをプレー [ウォーゲーム]

 本日は、GMT社のアメリカ独立戦争を扱ったウォーゲームGreat Battles of American Revolutionシリーズの一作、Germantownをプレーしました。
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 ジャーマンタウンの会戦は、1777年に発生したワシントン将軍率いるアメリカ大陸会議軍と、ハウ将軍配下のイギリス軍との間に発生した会戦で、これに先立つブランディワイン河畔の戦いで敗北し、首都フィラデルフィアを占領されたワシントンが、冬が来る前に一矢報いようと行った攻撃作戦でした。
 上の図は以前も掲載した初期配置。整然と野営についている英軍(べージュ)をワシントン軍(ブルー)が3方から攻撃を使用としています。
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 イギリス軍は第3ターンまではほとんど動けないため、ようやく動けるようになった第3ターン終了時には、このあたりまで米軍に押し込まれてしまっています。この時点でどんな防御陣地を形勢しているかで、その後の作戦が決まるかもしれないと思いました。
 なお、画面下の方に、戦場から離れて固まっている米軍の一群がありますが、これは開戦当日に司令官が飲酒をしており、行軍の迷走と友軍への誤射を引き起こした部隊で、特別ルールによって移動方向がランダムなため、なかなか戦場にたどり着けないようになっています。
 戦いの焦点はイギリス軍中央に突出しているチューハウスと呼ばれる強固な屋敷なのですが、イギリス軍としてはただ守るだけでなく、どこかで米軍の戦列を崩し、包囲殲滅したいところです。
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 第5ターンから第6ターンにかけて、それまでアメリカ軍に取られていた先手をイギリス軍が取ったうえ第5ターンに増援が到着したので、一気に反撃すべく上の赤い円の部分で包囲攻撃を画策しますが、出目も悪いうえ、戦術カードの選択も裏目に出て、ほとんどの攻撃に失敗。逆に、脆弱な突出部ができたり、砲兵だけが危険な地点に孤立したりとピンチに。
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 歩兵や騎兵と一緒にいない砲兵は、攻撃を受けただけで降伏してしまうため、いたるところで米軍による包囲攻撃が発生(青い円)、大損害で一気に英軍の方面軍戦意が0まで低下してしまい、敗北確定しました。

 このシリーズは、戦闘解決がD10で結果の振れ幅が大きいのと、勝利後の戦闘後前進が1ユニットは強制、残りは戦意判定に成功すれば任意、というシステムなので、突撃に成功した部隊が孤立しやすいうえ、攻撃側の砲兵はスタックしている友軍歩兵が後退するとその場に取り残されてしまい、その直後に殲滅される可能性が高いというリスクがあります。

 今回はイギリス軍がとにかくサイコロの出目が悪かったのもありますが、戦術上の要衝であるチューハウスが早期に包囲されてしまい、防戦のために主導権を失ったのも痛かったように思います。
 また酔いどれのスティフェン師団が勝手に地図盤外に逃げてしまい、米軍を大混乱に陥れる可能性のあった友軍誤射も発生しませんでした。

 が、プレー終了後、イギリス軍の最初のムーブについて米軍プレイヤーから以下のようなサジェスチョン。
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 最初からチューハウスに立て籠もるのではなく、相手の移動距離を見定め、ちょうど隣接されないような距離にスクエア状の防御陣を張って時間を稼ぎ、英軍が全部動けるようになってから態勢を強化するという作戦です。
 これでプレーしたわけではないのでどのくらい違うかまだ未検証ですが、この防衛陣形は数回プレーしても私には思いつきませんで、戦術センスの差を思い知らされた感がいっぱいでした。

 というわけでいつものように惨敗でしたが、対戦相手のkotatu氏に感謝ですー。

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