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ハセガワ1/700空母赤城の製作(その1) [NavyVessels]

 タミヤの大和を製作している途中ですが、塗装を同時に進めようかなと思い、次に作るつもりだったハセガワの同じ1/700スケールの空母赤城を組立てを開始しました。
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 赤城はウォーターラインシリーズの初期に同じハセガワから製品化されていますが、今回組みたてるのは2014年にリニューアルされた新作のほうです。ハセガワは1/350スケールでも赤城をキット化していて、飛行甲板裏側のトラス構造をエッチングパーツで再現したりして話題になりました。
 この1/700は上記のキットのスケールダウンともいえるもので、エッチングのトラス構造パーツも別売りされています。今回は特にディテールアップせず、この新しい赤城の組立てを楽しみたいと考えています。
 パッケージ画像は背後に姉妹艦の加賀、側方に利根型の重巡を従えた、ハワイ~インド洋~ミッドウェーに至る日本機動部隊の勇姿を描いています。
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 赤城は艦名に群馬県の赤城山を採用していますが、これはこの艦がもともと金剛型に続く巡洋戦艦として設計されたためだというのはよく知られていることと思います。当初は三段の飛行甲板を持つデザインで就役しましたが、大改装の末に広大な格納庫を有する非常に乾舷の高い空母に生まれ変わりました。
 上の画像は同時制作の大和(下)と、同時期のイギリス巡洋戦艦フッド(上)の喫水線パーツを並べたみたところです。大和がひときわ大きいのが目立ちますが、赤城もフッドとよく似た船形で、全長はやや短いですが、全幅は逆に赤城のほうが広いくらいですね。
 軍縮条約で戦艦や巡洋艦の数を各国とも制限したため、アメリカ海軍ではサラトガとレキシントンが戦艦から、イギリス海軍ではフューリアスとグローリアスが巡洋艦から、それぞれ空母に改造されました。そして日本海軍では戦艦加賀と巡洋戦艦赤城がこれに該当したということのようです。
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 というわけでさっそく製作開始。船体はまるで工場かなにかのような複雑な構造をしていて、キットでは左右分割でくっきりとしたモールドを再現しています。
 左右の船体を喫水線パーツに沿って仮組みしたのち、船体を歪まないように取りつけるべく用意された桁を挟み込んでから、少しずつ接着していきました。
 後甲板は階層構造になっていて、ここに何本もの柱や艦載艇が並ぶ姿はこの艦の魅力のひとつだと思います。

 製作過程は、船体を組み上げた後、甲板と船体を個別に組みたてていって、塗装後に上下を合体させるという手順で進めようと思っています。

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