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TAMIYA 1/35 Chieftain Mk.5の製作(その1) [AFVs]

 OSのバージョンアップでまたフォトショップが起動しなくなって焦ったのですが、翌日勝手に再起動したのち復旧しました。最近のPCは便利になったと同時にいろいろ謎で困惑する部分もあったりして悩ましいです。

 ともあれ、先日のチャレンジャー1に続いて、その先代のイギリスMBTであるチーフテンを作り始めました。
Chieftain001.jpg
 例によって説明書を無視してまず砲塔から工作開始。以前にも書きましたが、タミヤの砲身は、チャレンジャー2はポリキャップ、チャレンジャー1はビス留めでしたが、このキットの砲塔はプラパーツをただ噛ませているだけです。砲身側の円柱状の突起を受ける砲座側の形状が微妙ななカーブを描いていて、しっかり固定されると同時にいい感じ仰俯角が可能という、巧みな設計に唸りました。
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 砲身を組み込んで、砲塔の上下パーツを接着した時点で、車体にも基本的な工作だけ行おうと手をつけました。今回は部分的にエデュアルド製のエッチングパーツを組み込もうと思っているので、プラの工作を先に進めようという魂胆です。
 車体はシャーシに後面装甲を接着し、上下パーツを車体前面のポリキャップと後部のフックで固定するという、タミヤのいつもの方式です。
 両サイドのフェンダーにはサイドスカートを固定するためのフックがついていますが、スカートは接着するうえ、この部分にエッチングパーツがつくことになるので切り飛ばす予定です。
 もともとこのキットは電池とモーターで走行可能な設計だったようで、車体内側には電池ボックスの名残があり、転輪や機動輪といった走行部分はいずれも可動を前提とした設計になっています。サイドスカートも走行中の履帯脱落などに対応できるよう、取り外しができるようにデザインされていたようですね。
Chieftain003.jpg
 組み立てた車体に砲塔を載せてみました。この先はキューポラやサスペンションといった上下の細かいパーツを取りつけていく工程に進むことになります。
 いつもはひととおり組み立ててから塗装へ進むのですが、今回は破損しやすいエッチングパーツを多用するので、力のかかる履帯装着のような工作はその前に済ませて置こうと考えています。
Chieftain004.jpg
 まだ組立を始めたばかりですが、この時点で前回のチャレンジャー1と大きさを比べてみました。
 チーフテンは大型の戦車だと思っていました(いまも思っています)が、さすがのチャレンジャーと比較すると一回り小ぶりなのがわかります。搭載している主砲はおぼ同サイズなので、違いはスペースドアーマーの差異と、やはりエンジンということになるかと思います。

 チーフテンは、第2次大戦終了後から1960年代まで使われ続けたベストセラー戦車であるセンチュリオンの後継として、1960年代後半に正式採用され、80年代まで使われました。
 当時としては大口径(同世代のM60、レオパルト1、74式あるいは次世代のM1などの主砲は105mmでした)の120mmライフル砲を装備し、比較的低いシルエットと傾斜装甲で防御力を追求した反面、重量増加と非力なエンジンが相まって機動力が低い、という評判でした。
 しかし、その後に強力なエンジンが使用可能となると、チャレンジャーの火力や防御力は再評価され、西側戦車のその後の設計に大きな影響を与えている、と個人的には思います。

 というわけで、作り始めたら楽しくてしょうがないチーフテンの工作をしばらく続けていくつもりです。

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