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タミヤ 1/35スケール チャレンジャー1の製作(その1) [AFVs]

 先日のスノースピーダーに続いてのプラモデル製作は、タミヤのチャレンジャー戦車です。
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 現代の戦車なのでご存じの方も多いと思いますが、チャレンジャーは1970年代に先代のチーフテンの後継として開発されたイギリスの主力戦車(MBT)です。世代的にはアメリカのM1、ドイツのレオパルト2、日本の90式戦車などと同世代ですが、主砲口径はこれらと同じ120mmながら、他国が採用しているラインメタル製滑腔砲ではなく、国産のL11A5という施条砲を搭載しています。
 チャレンジャーは80年代に本国とドイツ駐留部隊で配備が始まり、改良型のMk.3で湾岸戦争に参加後コソボなどに展開、その後さらに改良されてチャレンジャー2となり、イラク戦争に参加しました。
 このキットは湾岸戦争直後に発売されたもので、既存のMk.1に砂漠仕様のサイドスカートや前面の増加装甲といったパーツを加えられています。いまでもカタログに載っている現役キットで、追加パーツを使わなければMk.1、あるいは欧州仕様のMk.3としても製作可能です。

 かねてから歴代のイギリス戦車を同スケールで並べたいと思っていて、これまで巡航戦車Mk.III、バランタイン、クルセーダー、クロムウェル、歩兵戦車マチルダ、チャーチル、主力戦車チャレンジャー2と製作してきました。
 実はその流れで、開発順にコメット、センチュリオン、チーフテンと進むつもりだったのですが、ブロンコ製のコメットやタミヤの古いキットであるチーフテンはちょっと手間がかかりそうだったので、以前のチャレンジャー2の続きということで時代を遡っていこうかなと思っています。
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 というわけで製作開始。戦車プラモデルの組立説明書はたいてい転輪やサスペンションから始まるのですが、私はなるべくはやく全体的な形がみたいという理由で、シャーシや砲塔から組み立て始めることが多いです。
 今回もまず砲塔を作り始めました。まず2分割のパーツを貼り合わせ、合わせ目をヤスリで消した砲身を砲塔基部にネジ留めしました。タミヤのキットの砲身固定方法は、70年代のチーフテンはプラのパーツで両側から挟むだけ、チャレンジャー2はポリキャップで固定、本作はネジ留めとすべて異なる方式を採用していますが、いずれも自重で垂れたりせず、きとんと可動するのが素晴らしいです。
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 砲塔は車長ハッチを開けてフィギュアを載せる予定なので、車体ともども内側に黒サフを吹いておきました。
 ついでにシャーシにも後部装甲板を接着。こちらも説明書ではもろもろのパーツを取りつけてからシャーシに接着するようになっていますが、上と同じくはやく形が見たいという理由でこの段階で固定しました。
 説明書と異なる手順で組み立てる場合、順序を間違えると取り付けが難しくなるパーツが生じることもあるので、組立手順をすべてチェックしてから行うほうがよいかもしれません。
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 というわけで、砲塔、戦闘室、シャーシという基本的な部分が、組み立て可能な状態になりました。ここから足回りや車体上部の細かいパーツを組み付けていき、最後に塗装を行いつつ履帯とサイドスカート、車長フィギュアなどを取りつける、という手順で進める予定です。

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