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Last Blitzkrieg(BCS)のユニットカウンター紹介(その28) [ウォーゲーム]

 長々とみてきたLast Blitzkriegの米軍増援部隊はいよいよ最後、終盤の12月30日(前16ターンのうちの15ターン目)に登場する2個師団を残すところとなりました。
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 まず第87歩兵師団。こんな師団いたっけ、と思ったらヒストリカルノートにも「戦いぶりに特筆すべき点はない」とか書かれていました。
 戦歴を見ると12月初頭にフランスに上陸、訓練を続けつつ前線に移動し、14日に第3軍のザール攻撃に参加、その後メッツで損害を補充し、予備としてランスへ移動したところへ出動命令が下り、駆逐戦車大隊も戦車大隊も配備されず、補充兵の訓練もままならないまま突出部の南側に投入された、とされています。
 12月の下旬に戦闘に参加し、大晦日に大損害を被ったという記述はあるのですが、手元の資料ではどの戦区に投入されたのかいまひとつよくわからず、ちょい調査中です。本作ではほぼ完全戦力でエリアJ、つまり南西のスダン方面から登場します。
 ユニットカウンターには配属されていなかった戦車大隊も含まれていますが、史実ではこの部隊は元日に師団に合流したのだそうです。なお、この第761戦車大隊というのは、航空隊の「レッドテイルズ」のような黒人兵士で編成された部隊だったそうです。
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 そして最後に登場する米軍師団となるのがこちら、第17空挺師団です。登場エリアは同じくJ、完全戦力で、しかも米軍部隊としては珍しく疲労度が「フレッシュ」状態での登場となります。
 ユニットの編成は82や101と似ていますが、落下傘連隊が2個しかなく、戦力の半数近くがグライダー大隊となっています。しかも5個あるグライダー大隊は2個大隊ずつの2個連隊と1個独立大隊と変則的です。
 また、82や101のように前線にいきなり現れるではなく盤端から登場するにも関わらず、司令部の移動力は2と低いまま。各ユニットのARも空挺部隊としては低いといえるかと思いますが、第82師団に所属してノルマンディーに降下した507連隊と、戦闘経験が豊富な第550大隊だけがAR4と評価されています。
 史実では年末から年明けにかけてバストーニュ近郊で大損害を受けた、とされています。

 というわけで、これで連合軍の前師団および連隊/旅団をみてきました。これらのほかに米軍には歩兵、工兵、戦車、駆逐戦車といった独立大隊がいくつか登場します。次回は、最後にこれらのユニットカウンターを覗いて終わりにしようかなと思います。

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