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ハセガワ1/700空母赤城の製作(その7) [NavyVessels]

 制作中のハセガワ1/700スケールの空母赤城は、基本塗装から細部塗装およびウェザリングの段階に進みました。
Akagi022.jpg
 赤城の魅力であるマッシブな舷側には、巡洋戦艦として設計された当時の上甲板付近に、ケースメートに収納された20センチ主砲が各舷3門ずつ装備されています。戦艦として完成していればもちろんこれは副砲だったわけです。
 対空砲以外の大口径砲を装備している空母というと、他にやはり戦艦として計画された米海軍のサラトガとレキシントン、未完成だったドイツ海軍のグラーフ・ツェッペリン、イギリス海軍のカレージャス級の新造時などがあります。
 舷側は主砲や高角砲の防水布、ギャングウェーのリノリューム、喫水線の防錆塗装などがアクセントになって、さらにグレーの部分は薄めたエナメルカラーでウォッシングを施し、陰影を強調してみました。これだけでけっこう金属の感じが出てくるような気がして不思議です。
 画像では少し切れてしまいましたが、舷側から下向きに張り出している煙突は、先端に煤隠しの黒を筆塗りしました。
Akagi023.jpg
 こちらは反対舷の艦尾部分。
副砲と艦載艇格納庫の奥行きある雰囲気、そして飛行甲板と舷側対空機銃スポンソンを支える支柱がものすごくかっこいいと感じます。
 飛行甲板に立てられたアンテナ柱は巡航時は画像のように立て、戦闘時には舷側へ寝かせるようになっていたみたいです。これは日米英の空母はどれも同じですね。
Akagi024.jpg
 おもしろいのは、赤城は両舷にそれぞれ12センチ高角砲を6門ずつ装備しているのですが、右舷と左舷では砲塔形状が異なるようです。
 こちらはブリッジのある左舷側で操作班は剥き出しですが、右舷側は円形の密閉型砲塔となっているように見えます。
 実はこの、左舷艦尾の艦載艇格納庫付近から、主砲と高角砲、高角機銃のスポンソンを通ってブリッジ下へと至る舷側部分が、私が赤城でいちばん好きなところです。もしVRなどでこの艦に乗ることができたなら、真っ先に歩いてみたい場所かも。

 というわけで、基本的な塗装がほぼ完了したので、あとは飛行甲板にウェザリングを施し、デカールを貼れば完成ということになるかと思います。

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