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タミヤ 1/35スケール チャレンジャー1の製作(その3) [AFVs]

 製作中のタミヤ1/35、チャンレンジャー1Mk.3主力戦車は、先日の後部装甲板に続いて車体上面に細かいパーツを取りつける作業を進めました。
Challenger1_009.jpg
 チャレンジャー戦車は戦闘室とエンジンルームを隔てるバルクヘッド付近の両舷に排気管が突きだしているのですが、Mk.1とMk.3では若干形状が違うようで、キットにはMk.3仕様のエキゾーストパーツが追加されていました。
 形状だけ見ると、羽根をつけて排気の方向をコントロールしようとしているように見えますが、のちのチャレンジャー2ではさらに大型のマフラーを装着して排気を車体後方へ逃がしているので、これでもまだ満足のいく性能ではなかったのかもしれません。
 今回は湾岸戦争仕様で組み立てる予定なので、新規のパーツを使いました。
Challenger1_010.jpg
 車体前部にはスペースドアーマーが追加されています。この部品も新しいパーツで、実車同様、従来の前面装甲に被せるように接着します。やはり車体や砲塔の前面、そしてサイドスカートに増加装甲がつくと、いきなり現代の戦車っぽく見えますね。
 足回りはまだぜんぜん組んでおりませんが、シャーシから横に伸びているサイドスカートを支える支柱は、接着強度があったほうがいいと思い、この段階で取りつけてみました。
 車体と同時に砲塔にも雑具箱や水タンクラック、キューポラといった細かいパーツを取りつけていっています。
Challenger1_011.jpg
 車体を後方からみたところ。個人的に、イギリス戦車というと左右のフェンダーにところ狭しと雑具箱が並んでいるイメージがあるのですが、チャレンジャー1は車体後方左舷側に1個あるだけです。右舷側の同じ位置にはスコップやバールが直に装着されていてちょっと以外・・・と思ったらチャレンジャー2ではやはりここにも雑具箱が増設されてほっと一安心(?)
 チャレンジャーはとにかく収納場所が少なく、砲塔にも次々に雑具箱が増設されていき、湾岸戦争では部隊毎に装着している収納箱やラックの形状が違うといった興味深いバリエーションも生まれていたようです。
 砲塔後部の円筒形のパーツは水ポンプのような部品で、ここは本来消火器を取りつける場所なのですが、湾岸戦争ではこのポンプが使われていたようです。
 車体後方には一般車両と同じようなテールランプがついており、このあたりも現用戦車っぽい雰囲気です。
Challenger1_012.jpg
 車体と砲塔にひととおり細かいパーツを接着した状態を上からみたところ。
 キットには湾岸仕様の車長フィギュアが付属するのでそれを活かす砲口で、車長ハッチは開き、装填手ハッチは閉じた状態で組み立てました。車長は旧キットに含まれていた欧州仕様の車長も入っており、これを装填手にすればよかったかも、とあとで思いつきました湾岸戦争の写真を見ると、欧州仕様の服装で乗車している戦車兵もいるようなので。
 なお、砲塔には各所にコの字形の取っ手のようなパーツがあり、キットでは穴の開いてないモールドで再現されています。この部分は真鍮線を折り曲げたりしてディテールアップすることが多いのですが、このチャレンジャーのキットは非常に繊細なモールドで、これならば塗装を工夫すればリアルにみえるかも、と考えて今回はディテールアップはしませんでした。

 作業はこのあと、発煙弾発射機や機銃といったさらに細かいパーツをとりつけつつ、転輪やサスペンションの組み立ても進めていく予定です。

 ところで、上の上面から撮った画像をみると気づくのですが、イギリス戦車は車長ハッチが右、装填手ハッチが左にあります。ということは砲手も砲塔内の右側に乗車していることになりますが、これは第2次大戦時のドイツ戦車とは逆ですね。
 以前映画「フューリー」を鑑賞した際も、シャーマン戦車の砲手が砲塔の右側に着座していて、「砲手席は左」と勝手に思い込んでいた私はしばらく混乱してしまいました。刷り込みって怖いw
 考えて見ればイギリス戦車は、このチャレンジャーこそ操縦席が中央にありますが、WW2当時の戦車ですとやはり「右ハンドル」なんですね。日本と同じ左側通行のお国柄だなぁ、と思った記憶があります。
 ドイツ戦車はたいてい左ハンドルですが、例外的に38tは右ハンドル。ということはチェコは左側通行だっけ・・・? と思って調べたら、ナチスに併合される前後のころに右側通行に変更されたらしいですね。ちょっと興味深いです。

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