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Last Blitzkrieg(BCS)のユニットカウンター紹介(その22) [ウォーゲーム]

 Last Blitzkriegにおける12月19~21日の米軍増援部隊は、師団まとまってではなく五月雨式に地図上に登場してきます。
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 まず12月19日(第4ターン)には、第3機甲師団が一部のユニットを除きごそっと登場します。登場エリアはCCBのみ第30歩兵師団と同じスパの北方、残りはそのやや西より、リエージュの両側(リエージュそのものは地図外)から出現します。唯一、DoanとRichと記された2個TFのみ12月21日に遅れて到着します。
 第3機甲師団はいわゆる1942年型と称される大規模編成の機甲師団で、第4機甲師団以降の1943年型師団と比べ、戦車の数がとにかく多いのが特徴です。
 本作では各ユニットはそれぞれ諸兵科連合のタスクフォースを表していますが、ずらっと眺めただけでも黄色い装甲兵科マークのついたタスクフォースが6個も存在します(しかもステップ数も6~9と多い)。実際、第3機甲師団は戦車大隊6個(第32、33戦車連隊)、機械化歩兵大隊3個(第36歩兵連隊)、砲兵大隊3個という戦車連隊を2個有する編成でした。さらに加えて師団には工兵、偵察、駆逐戦車、そして対空砲各1個大隊も配備されていたようです。
 史実において別行動をとっていたCCBのみ師団とは別に司令部が与えられ、登場エリアも異なる別部隊扱いですが、CCBがいなくても十分強力な師団だといえるかと思います。
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 上の第3機甲師団と同時に登場するのが第84歩兵師団です。この師団は12月19~20日にやはりリエージュ方面から地図上に現れます。
 本作には(第82空挺師団を含めて)80番台の師団が5個登場しますが、その内容や戦績は師団毎にかなり異なるようです。
 第84師団はなかでも平均的な部隊で、10月に増援部隊として前線に送り込まれ、その後の戦闘で若干の消耗を強いられた末、アルデンヌに投入されました。史実ではマルシュやロッシュフォールといったドイツ軍進撃路で第116装甲師団などの前身を食い止めたと、ヒストリカルノートに記載されています。

 ゲームが序盤から中盤へ移行しようというこの12月19~21日には、上記の2個師団のほか、主力がすでに地図以上に存在する第4および第9歩兵師団の一部のユニット、そして戦車大隊、駆逐戦車大隊、独立空挺歩兵大隊がそれぞれ1個ずつ、また軍団直属の砲兵ポイントなども登場します。これらについては項目を改めていずれ見ていこうと思っています。

 12月16日の攻勢開始から、この12月21日あたりまでが、ドイツ軍の進撃を止めようと米軍が増援部隊をかき集めて投入する、という時期となるかと思います。
 これまでの流れでは戦線の北側は第2、第99歩兵師団を第1、第9、第30歩兵師団が増強、中央部では壊滅的打撃を受けた第106師団と第28師団の間隙部を塞ごうとサン・ヴィトには第7機甲師団、バストーニュに第101空挺師団と第10機甲師団CCBが立てこもり、両者の間には第82空挺師団が防衛ラインを形成しました。
 南側は第4歩兵師団と第9、第10機甲師団の一部の部隊がバストーニュからエヒテルナッハへ至る南翼を保持する、という状況でしょうか。
 そして上の第3機甲師団と第84師団が戦線の中央部へ投入されて防衛ラインが完成するといえるかもしれません。
 このあと12月23日になると天候が回復し、それにともない空陸両面で米軍は大増強されることになりますが、それについては次回見ていこうと思います。

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