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Last Blitzkrieg(BCS)のユニットカウンター紹介(その9) [ウォーゲーム]

 前回の第LXXXV(85)軍団に続き、Last Blitzkriegのカウンター紹介は同じ第7軍所属の第LXXX(80)軍団の2個師団を見てみようと思います。
LB_276VG.jpg
 ノルマンディーで壊滅した定置師団が原型で、ポーランドで再編成されて、アルデンヌに送り込まれたという数奇な部隊です。訓練未了で、未熟な師団だったようで、アルデンヌでは第9機甲師団の戦闘団に攻撃をしかけ、まったく歯が立たずに弾き返されたとされています。師団長が初日で解任されたという話も読んだのですが、それもまた。
 とりあえずアルデンヌ攻勢参加部隊中、もっとも練度が低かったらしく、さらに歩兵師団でもちょっとは持っているヘッツァーなどの装甲車両も皆無だったそうで、補充兵の多くも退院したばかりの負傷兵で戦意も低く、といろいろてんこ盛り。
 本作ではカウンターをみると、いちおう現れなかったはずのヘッツァーが含まれていますが、調べてみるとこのユニットは第2ターンの増援に指定されているようです。なので実質ゲーム開始時には6個歩兵大隊プラス工兵のみ、補充大隊もなし、という編成になるようです。ARも全ユニット2ですし厳しそうですが、どうなるか興味があります。
LB_212VG.jpg
 一方、こちらは第7軍でもっとも優秀といわれたらしい第212VG師団。ユニット数も多いですが、攻撃時の側翼防御用に独立部隊を配属されていたようです。44festという機関銃大隊と、XXIII懲罰大隊がそれのようです。戦車猟兵中隊のヘッツァーは4両を装備。部隊は古参兵と、南ドイツの補充兵から編成され、指揮能力は高かったが無線機不足に悩まされたそうです。
 本師団は、バルジの戦いではもっとも南側に配置される部隊で、正面には第4歩兵師団の1個連隊がいますが、たいていのバルジを扱ったウォーゲームではあまり注目されない戦区かもしれません。
 しかし、本作のデザイナーズノートを見ると、南北の両翼部分は連合軍的にはきちんと保持して突出部が形成されるようにしなければいけない、なんだそうです。

 ともあれ、これで初期配置のドイツ軍ユニットはほぼ全部ご紹介しました。このまま増援部隊も並べるか、それとも気分を変えて米軍の初期配置部隊を紹介するのもよさそうです。


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