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Leningradのバージョン比較 [ウォーゲーム]

 先日プレーしたSPI社のLeningradですが、本作は後にDecision Games社から2回再販されました。
Leningrad3_001.jpg
 上のパッケージ画像は左からオリジナルのSPI版、DG初版、DG第2版となります。タイトルも箱の大きさは全部同じですが、中身はけっこう違います。
 なお、各パッケージのデザインですがおもしろいのは、DG初版なんですけど、手前に映っているサイドカーの側車後部に「K」の文字、これはもしかしてクライスト集団? だとすると南方軍集団なのでは・・・? ヤボな突っ込みですね><
 DG2版のパッケージ写真は北方軍集団戦区っぽく見えます。38t戦車が映っているということは第7または第8装甲師団の可能性が高いと思いますが、所属師団を示すヒントはこの画像ではちょっと確認できません。38tの形式もマフラーと発煙筒発射機の位置からC型後期以降としかわかりません。

 とまぁそれはともかく、中身をみてみますと
Leningrad3_002.jpg
 地図は左上がオリジナル、その下がDG初版、右がDG2版です。DGの2版では地図の大きさが変わり、カウンター数も増えています(画面右上)。
 オリジナルとDG初版はカウンターはデザインが異なる以外は同じで、オリジナルには含まれていなかったターンマーカーが追加され101個になりました。
Leningrad3_003.jpg
 地図はけっこう変更されていて、ドイツ軍の初期配置エリアが拡がり、道路網が描き直され、オリジナルの湿地に加えて森林地形が追加されました。
 初期配置エリアの変更でドイツ軍は第1ターンの作戦の選択肢が増えるのではないかと思います。道路の変更はデザイナーズノートによれば、南北の攻勢軸でユニットの行き来をしにくくすることにより、事前の計画を重視するという目論見のようです。DG2版は地図の大きさは変わりましたが地図自体は初版と同じようです。
 なお、ゲームターンはいずれも12ターンで同じですが、赤軍の反撃増援が登場するのがSPI版の第7ターンから第8ターンに変更されました。
 史実では赤軍の反撃は8月中旬に発起されているので、第8ターンとするほうが適切といえるかとは思いますが、これはどうやらゲームバランスを調整するためのようでもあります。

 Decision GamesはSPIの旧作をルールおよびプロダクトデザインまで大幅に変更するのが常で、これには賛否両論あるようですが、まぁ変更したために旧作の価値が下がらないという利点はあるかもですね。比較する楽しみもあるかもしれません。個人的にはSPIのグラフィックデザインが気に入っているので再販を買うことは少ないのですが。

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