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BULGE/SPIとAusterlitz/SPIのプレーその2(IMMELMANN3月例会)  [ウォーゲーム]

 土曜日の例会でプレーしたもうひとつのウォーゲームがSPIのAusterlitzです。
austeritz150307_001.jpg
 こちらも'BULGE'と同じく1/4マップとコマ100個というカプセルサイズで、1805年12月のアウステルリッツ会戦を題材にしています。
 史実では上の青い矢印のように、対仏同盟軍が右翼のバグラチオン隊を除くほぼ全軍が画面左側のフランス軍右翼へ殺到、一方フランス軍は自軍右翼を増援の第III軍団で補強するとともに、手薄になった中央部に総攻撃をかけて勝利しました。
 このゲームではフランス軍は、史実で丘の背後に隠していた親衛軍団、第I軍団、騎兵予備軍団、擲弾兵師団を隠匿配置できます。今回フランス軍はこれらの部隊を右翼に集中配備しました。
 一方、対仏同盟軍も史実通りの左翼方面ではなく、右翼で攻勢をしかけてランヌの第V軍団を敗走させる作戦を実施しました。
 その結果図の赤い矢印のごとく、両軍がともに右翼で攻勢に出るという展開に。
austeritz150307_002.jpg
 第5ターンの状況です。フランス軍右翼は戦意の有利を活かして戦いを優勢に進め、一方の対仏同盟軍も、やはり戦力と砲兵の優位によってランヌ軍団を押していきます。
 カプセルゲームながら、騎兵突撃や砲兵射撃、ステップロスと混乱状態など、けっこう細かいルールがあって、フランス軍プレイヤーは大きさほどシンプルなウォーゲームではないという印象を受けていたようです。
austeritz150307_003.jpg
 第7ターン、フランス軍は右翼でさらに攻勢を強めるも、左翼は崩壊寸前となり損失の点で不利な状況に。そこで起死回生を狙って中央でも攻撃に出ました。しかしロシア軍は兵力は少ないながら地形を使ってじっくり守っており、フランス軍の最初の突撃は頓挫。
 このあとどうなるかは微妙なところですが、ロシア軍中央あるいは左翼が完全に崩壊するか、フランス軍左翼が壊滅するか、どちらが先かで勝敗が決まりそうな展開です。
 時間の関係でここまででプレーは終了しましたが、興味深いゲームとなり堪能しました。

 SPIのカプセルサイズは今回プレーした2作のほかに、Across SuezとLeningradがあります。また、SFやファンタジー作品も含めると、かなりの数が発表されていて、どれもなかなかの魅力作。古いものではありますが、もう少し掘り下げてみたいなと感じた次第です。

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