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GMT Monmouth (IMMELMANN7月例会)(その2) [ウォーゲーム]

 先日の続きで、日曜日にプレーしたGMTのMonnmouthです。
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 第6ターンに大量の増援を得たイギリス軍は反撃に転じ、史実ではリー率いる大陸軍前衛部隊は総崩れとなって退却するのですが、ゲームではもちろん米軍プレイヤーはもっと冷静なので、整然と防衛線を引き、場合によっては効果的な反撃をしてきます。
 英軍としては、前線の米軍部隊を拘束するとともに、退路を断つべく左右を迂回しようと試みました。さらに地図の北側から、勝利条件である米軍背後の交差点を目指すべく部隊を進ませるとともに、右翼の河川を抑えるべくシムコーの植民地騎兵と本隊左翼の間(池の南側の森林地帯)に攻撃を集中しました。
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 ところがここから英軍はミスを連発。このゲームは攻撃側は近接戦闘に勝利すると戦闘後前進が強制されてしまうので、反撃を行うとせっかく形成した防衛ラインから部隊が飛び出てしまうリスクがあります。
 しかし焦った私は前進するのは1ユニットだけでよいというルールを失念し、スタック毎飛び出したあげく指揮官ごと包囲されるという大失態。
 もちろんこの部隊は降伏。幸いなのは全滅した2ユニットがいずれも2ステップユニットだったので、死傷するよりは降伏したほうが相手に与える勝利ポイントが少ない、ということくらいです。
 さらに中央部では英軍の副司令官であるコーンウォリス卿が米軍の砲兵射撃に吹き飛ばされるという(10面体サイコロで9が2連続出る。1%の確率)悲運が発生。
 英軍担当の私としては絶望的な気分になりましたが、とりあえず起死回生を狙って進撃を継続。しかしこのあと米軍にはさらなる増援が南西、そして南から登場します。
monmouth1407_006.jpg
 史実では、上の画像で星条旗のマーカーが置かれているあたりまで英軍が前進したところで、南西方向(画面左上)からグリーン将軍の増援が現れて英軍側面を圧迫、クリントン司令官は攻勢を諦めて状況は膠着状態に、という展開になりました。
 ゲームでは英軍はそこまで前進できていなかったので、地図中央部でにらみ合う形に。英軍の左翼側面には別の脅威が襲いかかりました。
 南方(画面左端)から登場したモーガンの分遣隊は、史実では連絡の不備で会戦に間に合わなかった部隊です。ゲームでは一定の確率で登場しますが、これが現れると若干ですが英軍にも増援が加わります(モーガンと盤外で対峙していた部隊も戻ってくるわけです)。
 ゲーム終盤、英軍は攻勢を諦め、左翼の防御に部隊を引き抜くとともに、騎兵2ユニットと指揮官1人という遊撃隊を米軍背後に突っ込ませて逆転勝利を狙ってみました。
 騎兵のスピードを予期していなかったか、米軍プレイヤーの後方はがら空きで、慌てて引き返した部隊は勝利ポイントヘクスに届かず、その隣で停止。
 しかしターン終了時にそこを確保するには米軍を攻撃しなければなりません。私の計画はシムコーと騎兵が交差点を占拠、別の騎兵と協同で攻撃を行い、不利な戦闘結果は別の騎兵が被れば、残った騎兵は必要とされる戦意判定をシムコーの修正つきで行えるので、勝利条件ヘクスから退かなくてよいかもしれない、というものでした。
 しかし結果は、10面体で3以上で成功する戦意判定に見事に失敗し、勝敗はポイント判定へ。

 結局、米軍も意外と激しい出血をしていたため、さほどポイントの差はなく勝負は引き分けとなりました。
 こうしてアメリカ独立戦争の最も長い会戦、は終わりを告げた、というわけです。

 このシリーズ、戦闘結果の振れ幅が大きく、緻密な作戦が戦場の運不運で覆されるのがもどかしくもあり、おもしろくもあります。
 13ターンあるこのゲームでも、システムに慣れていない二人でプレーして6時間で終わったので、シリーズのほとんど全作品は、慣れれば4時間くらいでプレーできるのではないでしょうか。ほかの会戦もぜひ試してみたいと感じた次第です。

 対戦してくださったKotatuさんに大感謝です。

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