ハセガワ1/72 コンベアF-102Aの製作(その1) [WarBirds]
先日のノースアメリカンF-100Dに続き、コンベアのF-102Aデルタダガーを作り始めました。
キットはハセガワの1/72スケールで、当節頻繁に発売される、いわゆる「コンボキット」という2機ひと組のセットです。悪い言い方をすれば「抱き合わせ販売」とも受け取れるこの企画は、2機セットになると「1機ずつ買うより高くなる」という不思議な現象が起きるのですが、これは新規デカールの価格ともいえるでしょうし、単なる値上げかもしれませんが、今回はたまたま102も106もどっちも欲しかったのでよしとします。
というわけで、気にせず製作開始です。
デルタダガーのキットはかなり以前の金型のようで、コクピットはシンプル。パーツはところどころにヒケやバリもありますが、なによりパネルラインが凸モールドというのが懐かしく、うれしくなってきます。
模型雑誌などではこれを削って凹モールドを彫りなおしたり、ヤスリで削れてしまうモールドを再生したりとかが記事になっておりますが、あまり細かく考えずに楽しく製作しようと思っています。
コクピットはメーターパネルとサイドコンソールにデカールが用意されていて、パイロットフィギュアも付属します。パイロットはさすがに古いキットで、造形は緩い感じですが、少し彫り込んでメリハリをつけ、塗装で陰影をつけてみました。胴体に収まり、キャノピーをかぶせてしまうとアラも目立たずいい感じ・・・になるでしょうか。
胴体左右を貼りあわせた状態。キットはウェポンベイも再現されているので、ファルコンを搭載してハッチを開けた状態で組むこともできます。
合わせ目には部分的に若干隙間ができるのですが、事前のすり合わせと少量のパテ&やすりがけで対処しました。
F-102は主翼の翼端形状が2種類あって、それぞれX翼、XX翼と呼ばれています。キットは初期型のX翼が再現されているのですが、付属するマーキングの機体は実はXX翼という困った仕様ではあるのですが、これもまぁ気にしません。修正もめんどうですし、X翼のほうが、後に製作するF-106との比較ができて興味深いかなとも思います(ふと106の主翼を流用すれば? と思いつきましたが、比べてみると少し形状が異なるようなので断念)。
F-102は、以前にB-24などを設計していたコンソリテーデッド社がいろいろあって社名変更したコンベア社によって設計、開発された米本土防空用のインターセプターです。1950年代後半に就役し、70年代まで使われ続けました。
エンジンは先に製作したF-100と同じプラット&ホイットニー社のJ57ターボジェット。水平尾翼のないデルタ翼機で、米空軍で初めてエリアルールを採用した機体でもあります。
インターセプターというのは、当時のソ連の核爆撃機を迎撃するために開発されたもので、現代の弾道ミサイル防衛システムのようなもの、といえるかもです。
ちなみに航空機による核攻撃があまり現実的ではなくなった今日でも、テロによるハイジャックや不審機の進入などに備えて、航空機はいまだに配備されているようです。
キットのマーキングは防空航空軍のものとバーモント州空軍のものが用意されています。防空軍の該当機(61447号機)は資料をみるとエアクラフトグレーで塗られた時期と、シルバー仕上げの時期があるようで、F-106との比較を考えると、キットの指定(箱絵の塗装)ではないシルバー仕上げにしたいかも、と考えているところです。
キットはハセガワの1/72スケールで、当節頻繁に発売される、いわゆる「コンボキット」という2機ひと組のセットです。悪い言い方をすれば「抱き合わせ販売」とも受け取れるこの企画は、2機セットになると「1機ずつ買うより高くなる」という不思議な現象が起きるのですが、これは新規デカールの価格ともいえるでしょうし、単なる値上げかもしれませんが、今回はたまたま102も106もどっちも欲しかったのでよしとします。
というわけで、気にせず製作開始です。
デルタダガーのキットはかなり以前の金型のようで、コクピットはシンプル。パーツはところどころにヒケやバリもありますが、なによりパネルラインが凸モールドというのが懐かしく、うれしくなってきます。
模型雑誌などではこれを削って凹モールドを彫りなおしたり、ヤスリで削れてしまうモールドを再生したりとかが記事になっておりますが、あまり細かく考えずに楽しく製作しようと思っています。
コクピットはメーターパネルとサイドコンソールにデカールが用意されていて、パイロットフィギュアも付属します。パイロットはさすがに古いキットで、造形は緩い感じですが、少し彫り込んでメリハリをつけ、塗装で陰影をつけてみました。胴体に収まり、キャノピーをかぶせてしまうとアラも目立たずいい感じ・・・になるでしょうか。
胴体左右を貼りあわせた状態。キットはウェポンベイも再現されているので、ファルコンを搭載してハッチを開けた状態で組むこともできます。
合わせ目には部分的に若干隙間ができるのですが、事前のすり合わせと少量のパテ&やすりがけで対処しました。
F-102は主翼の翼端形状が2種類あって、それぞれX翼、XX翼と呼ばれています。キットは初期型のX翼が再現されているのですが、付属するマーキングの機体は実はXX翼という困った仕様ではあるのですが、これもまぁ気にしません。修正もめんどうですし、X翼のほうが、後に製作するF-106との比較ができて興味深いかなとも思います(ふと106の主翼を流用すれば? と思いつきましたが、比べてみると少し形状が異なるようなので断念)。
F-102は、以前にB-24などを設計していたコンソリテーデッド社がいろいろあって社名変更したコンベア社によって設計、開発された米本土防空用のインターセプターです。1950年代後半に就役し、70年代まで使われ続けました。
エンジンは先に製作したF-100と同じプラット&ホイットニー社のJ57ターボジェット。水平尾翼のないデルタ翼機で、米空軍で初めてエリアルールを採用した機体でもあります。
インターセプターというのは、当時のソ連の核爆撃機を迎撃するために開発されたもので、現代の弾道ミサイル防衛システムのようなもの、といえるかもです。
ちなみに航空機による核攻撃があまり現実的ではなくなった今日でも、テロによるハイジャックや不審機の進入などに備えて、航空機はいまだに配備されているようです。
キットのマーキングは防空航空軍のものとバーモント州空軍のものが用意されています。防空軍の該当機(61447号機)は資料をみるとエアクラフトグレーで塗られた時期と、シルバー仕上げの時期があるようで、F-106との比較を考えると、キットの指定(箱絵の塗装)ではないシルバー仕上げにしたいかも、と考えているところです。
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