F4F-3ワイルドキャットの製作 [WarBirds]
先日のスカイレイに続いて、いよいよF-4ファントムを作るつもりでいましたが、どこか踏ん切りがつかなくて、つい別のキットを製作してしまいました。つくったのは同じF4でもグラマンF4F-3ワイルドキャットですw
このキットはホビーボスの1/72スケールで、以前同じシリーズのF4F-4をつくったことがありましたが、マーキングがVF-31ではなかったため、もう一度つくることとなったわけです。
F4F-3はF4F-4のひとつ前のタイプで、-4型と比べ翼内機銃が少なく、エンジンが若干異なり、さらに翼折りたたみ機構がついていませんでした。米海軍は空母への搭載機数を増やすため-4型を開発しましたが、飛行性能などは重量が軽い-3型のほうが良かったともいわれています。
マーキングは戦後VF-31となる(当時のVF-6)ではなく、そのころフェリックスマークを採用していたVF-3です。この飛行隊は「サッチ・ウィーブ」を編み出したジョン・サッチ少佐が所属していたことで有名です。
カラーリングは太平洋戦争開戦直後のもので、下面ライトグレー上面ブルーグレー、両翼上下面に赤い丸のついた国籍マークと方向舵に赤白のストライプが描かれています。この国籍マークと赤白ストライプは珊瑚海海戦で日本機と誤認しやすいことが判明、翌月のミッドウェー海戦までに塗り替えられたといわれています。
ミッドウェー以降のカラーリングが、上の画像の左側にある以前製作したF4F-4です。両機の色味が異なるのは、ブルーグレーとして用いた色が違うからです。この米海軍のブルーグレーは零戦の灰緑色、ドイツ陸軍のダークイエローと並んで、いろいろ論議を呼ぶモデラー泣かせの色のようですw。どうも天候などに左右されやすく写真によって色味が違って見えるんですね。
今回使用したカラーはGSIクレオスの367番ブルーグレーで、ハナンツエナメルのブルーグレーを溶剤で溶いたもので上からウォッシングを施してみました。我が家には他にガイアカラーのブルーグレーもあるのですが、クレオスのブルーグレーがもっとも明るく調色されていたのでベースカラーに使ってみました。
エナメルカラーはウォッシングの際にきちんと拭き取らないとパネルラインに沿ってシミのようになってしまうのですが、今回はこれをわざと活かしてタッチアップや油汚れの感じを出してみました。
方向舵のストライプは普通デカールが付属している場合が多いのですが、このキットにはついてなかったので、マスキングテープを使って塗り分けました。実は昨夜、苦労したこのストライプが全部消えてしまうという夢をみたのは秘密ですw。
VF-31ヒストリーのシリーズは戦前のフェリックスを描いていたVF-3のF3F-1がキットを入手できていないのですが、後にVF-31となるVF-6のF3F-3のキットは持っています。なので、これを製作しておいてMPM社のF3F-1が再生産されるのを待とうかなと考えております。もしくは意を決してF-4ファントムの製作にとりかかるか、ですねw。
おっと、そういえば当ブログを開始してはや1年半ですが、閲覧数がこのたび10万を超えました。ご覧いただいているみなさま、ほんとうにありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします。
このキットはホビーボスの1/72スケールで、以前同じシリーズのF4F-4をつくったことがありましたが、マーキングがVF-31ではなかったため、もう一度つくることとなったわけです。
F4F-3はF4F-4のひとつ前のタイプで、-4型と比べ翼内機銃が少なく、エンジンが若干異なり、さらに翼折りたたみ機構がついていませんでした。米海軍は空母への搭載機数を増やすため-4型を開発しましたが、飛行性能などは重量が軽い-3型のほうが良かったともいわれています。
マーキングは戦後VF-31となる(当時のVF-6)ではなく、そのころフェリックスマークを採用していたVF-3です。この飛行隊は「サッチ・ウィーブ」を編み出したジョン・サッチ少佐が所属していたことで有名です。
カラーリングは太平洋戦争開戦直後のもので、下面ライトグレー上面ブルーグレー、両翼上下面に赤い丸のついた国籍マークと方向舵に赤白のストライプが描かれています。この国籍マークと赤白ストライプは珊瑚海海戦で日本機と誤認しやすいことが判明、翌月のミッドウェー海戦までに塗り替えられたといわれています。
ミッドウェー以降のカラーリングが、上の画像の左側にある以前製作したF4F-4です。両機の色味が異なるのは、ブルーグレーとして用いた色が違うからです。この米海軍のブルーグレーは零戦の灰緑色、ドイツ陸軍のダークイエローと並んで、いろいろ論議を呼ぶモデラー泣かせの色のようですw。どうも天候などに左右されやすく写真によって色味が違って見えるんですね。
今回使用したカラーはGSIクレオスの367番ブルーグレーで、ハナンツエナメルのブルーグレーを溶剤で溶いたもので上からウォッシングを施してみました。我が家には他にガイアカラーのブルーグレーもあるのですが、クレオスのブルーグレーがもっとも明るく調色されていたのでベースカラーに使ってみました。
エナメルカラーはウォッシングの際にきちんと拭き取らないとパネルラインに沿ってシミのようになってしまうのですが、今回はこれをわざと活かしてタッチアップや油汚れの感じを出してみました。
方向舵のストライプは普通デカールが付属している場合が多いのですが、このキットにはついてなかったので、マスキングテープを使って塗り分けました。実は昨夜、苦労したこのストライプが全部消えてしまうという夢をみたのは秘密ですw。
VF-31ヒストリーのシリーズは戦前のフェリックスを描いていたVF-3のF3F-1がキットを入手できていないのですが、後にVF-31となるVF-6のF3F-3のキットは持っています。なので、これを製作しておいてMPM社のF3F-1が再生産されるのを待とうかなと考えております。もしくは意を決してF-4ファントムの製作にとりかかるか、ですねw。
おっと、そういえば当ブログを開始してはや1年半ですが、閲覧数がこのたび10万を超えました。ご覧いただいているみなさま、ほんとうにありがとうございます。今後とも、よろしくお願いします。
コメント 0