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War of the Ring 初バトル! [War of the Ring]

 4月26日、練馬ミニチュアゲームの会の月例会にて、かねてよりSinさんと計画していたGames Workshopの新作、War of the Ringを初めてプレーしました。お互いにルールを確認しながらの対戦でしたが、なかなかドラマチックな戦いになり、白熱しました。

 プレーしたのは標準シナリオでポイントは双方1000pt。ダイスロールの結果、勝利条件はField of Sword(殲滅戦)、初期配置は両軍が戦場の短い辺を自軍陣地とするBattle for the Pass(隘路の戦い)となりました。

・ゴンドール軍(さとう)
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エピックヒーロー:ボロミア(軍旗)、灰色のガンダルフ、ファラミア
コモン:ミナスティリスの戦士×2(3個中隊&2個中隊)、ミナスティリスの弓兵(2個中隊)、ミナスティリスの騎士(3個中隊)、ゴンドールのレンジャー(2個中隊+キャプテン+ホーンブロワー)
レア:アベンジャー・ボルトスロワー(1個中隊)

註:海外に発注していたムーブメントトレーが間に合わず、ミニチュアは指定サイズにカットしたボール紙にブルタックや両面テープを使って留めています。十分な厚みがあればプレーに支障はありませんが、やっぱりめんどうなのは確かですね^^。

・モルドール軍(Sinさん)
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エピックヒーロー:ウィッチキング(忌まわしき獣)、サーペントロード・スラダン
コモン:サーペントライダー(3個中隊)、ワーグライダー×2(6個中隊+隊長&3個中隊)、モラノンオーク(3個中隊)、モルドールオーク(3個中隊)

 ストーリー的には、ゴンドールのとある峠道を通過して背後の村落襲撃を試みようと、魔王自らが率いる偵察隊が出陣、それを察知したガンダルフの助言で、ボロミアとファラミアが峠を押さえにまわり、両軍が激突という感じでしょうか。

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 初期配置で先手をとったゴンドール軍は峠を塞ぐ廃墟と森に部隊を配置、迫り来るモルドール軍を待ち受けます。魔王は両翼に騎兵、中央に歩兵部隊を配し、ゴンドール軍を包囲しようと迫ります。ところがモルドール軍の歩兵には優秀な指揮官がおらず、両翼の騎兵は細い峠道をゆっくり前進する歩兵を置き去りに。
 それでもゴンドール軍右翼ではスラダン率いる騎兵とゴンドール陣地を蹂躙して背後にまわった魔王によって、合計4個中隊からなる2つのフォーメーションが壊滅、魔王は「黒の矢」でガンダルフの武勇を減らし、ガンダルフは魔法の力でスラダンの脚をとめようにもこちらの魔法は効かず、彼は全滅するゴンドール弓兵にまぎれて行方不明になってしまいました。

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 一方そのころゴンドール軍右翼では、6個中隊からなるワーグライダーの一団に襲われたレンジャーが大損害を出すも、ボロミア自らが率いるミナスティリスの騎士によるカウンターチャージで仲間の退却を救います。彼はまず一騎打ちでワーグライダーの隊長を倒し、2倍の戦力を有するワーグライダーを1騎の損害だけで半壊させ
るという大活躍。
 加えて敵歩兵の歩みが遅いことに気づいたファラミアが、森からでてワーグライダーの側面を襲い、これを壊滅させます。勝利したボロミアの騎兵は返す刀で魔法を倒そうと戦線右翼へ。
 廃墟に陣取ったボルトスロワーはナズグル撃墜を試みますが、魔王の魔力によって狙いが定まらず、かすり傷ひとつ与えられません。左翼から逃げ延びたレンジャーは森に身を潜めますが、スラダンの騎兵とワーグライダー、そしてモラノンオークが彼らの息の根を止めようと迫ります。
 さらに背後から魔王のナズグルがボロミアの頭上を越えてファラミアの背後へ襲いかかってきました。

 ゴンドール軍にとって危機的状況です。しかしここで兵士たちが奮起しました。3倍の敵兵を迎え撃った森のレンジャーは戦闘には負けましたが敗者の強いられるパニックテストで6を出し森に踏みとどまります。これで、レンジャーを追い出して森に入ろうとしたモラノンオークは立ち往生、ボロミアの騎兵に対して身を隠すことができません。
 さらにボルトスロワーがワーグライダーとスラダンの騎兵に壊滅的打撃を与えたうえ、ナズグルにも2発の命中弾を与えて重傷を負わせることに成功。これで戦いの行方はわからなくなりました。

 手負いのナズグルはファラミアの背後に襲いかかり、ファラミアは一騎打ちで魔王を倒そうとしますがつばぜり合いに。しかしすでに瀕死だったナズグルはファラミアの部下7体を道連れにするも、あえなく倒されてしまいます。
 そしてボロミアの騎兵が森のレンジャーを攻めあぐねていたモラノンオークの側面に殺到してこれを壊滅、続けざまに大損害を受けていたファラミア隊を救うべく残ったモルドールオークに突進し、相手を全滅させたのでした。

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 こうしてゴンドール軍はつかの間の勝利を手にしましたが、失った兵も多く、頼みのガンダルフは行方不明。さらなるモルドールの攻撃に果たして耐えることができるのでしょうか。

 勝敗のカギとなったのは、ゲーム前半のモルドール軍の歩騎分離、そしてゲーム後半のレンジャーの奮戦と、なんといってもボルトスロワーの破壊力、そしてボロミアとファラミア二人合わせて10点の武勇だったと思います。しかしボロミアはこと戦闘力に関しては類を見ない強さを誇るといえるでしょう。
 また、ヒーローは自身が合流しているフォーメーションが0.5中隊まで戦力減少すると一緒に全滅してしまうので、慎重に扱う必要があることが分かりました。ガンダルフは部隊の壊滅前に逃げるチャンスがあったのですが私はそれを失念、スラダンはサーペントライダーの防御力の低さに泣かされ、射撃によって除去に追い込まれました。
 War of the Ringは、Lord of the Ringsと同様にヒーローの武勇が重要なゲームですが、ヒーローは意外と死にやすく、それを防ぐための部隊の厚みも欠かせません。また、LOTR以上に武勇の使い道が多く、魔法も強力なため、編成や作戦の幅が広くて悩むことになりますが、そこがまた魅力ともいえるかと思います。

 今回は、序盤で戦場を蹂躙する悪の軍勢>ここぞというところでの善の兵士の奮戦>善のヒーローの終盤での大活躍、と非常に物語りな展開が興味深かった、と対戦してくださったSinさんがおっしゃっておりました。
 私としても初めてのゲームでこれだけ白熱した展開を体験してしまうとちょっと中毒しそうで、しばらく1000~1500ptくらいのゲームを繰り返して、プレーのコツを飲み込んでいきたいなぁなどと考えております。

タグ:War of the Ring
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コメント 2

Sin

昨日はお疲れ様でした~
熱い展開となり、色々戦訓も学べてとても楽しかったです。
来月は1500Pts位で遊べたらなぁと思っています。
by Sin (2009-04-27 17:17) 

t-satoh

>>Sinさん
こちらこそ、ありがとうございましたー。
1500pt了解です。がんばってみますw。


by t-satoh (2009-04-27 19:09) 

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